妊娠・育児期に読みたい、ママの気持ちを優しくしてくれる良書ベスト3
女性にとって妊娠出産、そして育児はほんとうにそれまでの価値観を一変させてしまう大イベントです。幸せなことですが、体の変化や育児ストレスといった問題にぶつかるのも事実。そんなとき、ママたちの心を救ってくれるのがよく考えて作られた良書たち。小難しいものではなく、かわいらしい装丁、分かりやすい言葉でママたちにエールを送ってくれる、そんな素晴らしい良書たちをピックアップしてみました!
「雲の上でママをみていたときのこと。」/著者:池川 明(二見書房)
“赤ちゃんは生まれる前の記憶がある”と言ったら、皆さんは信じられるでしょうか。信じる人も、信じられないという人もぜひ一度本書を手に取って読んでみてください。本書は生まれる前の記憶、つまり胎内記憶について産婦人科医の池川先生が、子どもたちに聞き取り調査をしたのをまとめた本です。とくに妊娠中に読むと、まだ見ぬ赤ちゃんの存在がとても愛おしくなります。
▽ 雲の上でママをみていたときのこと。
「親子で楽しむこども論語塾」/著者:安岡定子(明治書院)
日本人なら誰でも1度は触れたことのある論語。でも自分の生活とは関わりのない遠い世界のものだと思っていませんでしたか? 本書はそんな考えを一変させてくれる、子供むけに書かれた今までにないまったく新しい“論語”といえます。
論語の言葉を丁寧に子どもにも分かりやすく噛み砕いて語っているのですが、それはそのまま子育てのあらゆるシーンで悩む親たちの心にも響く内容で目からウロコ。今の時代、親が自信をもって道徳を語るのが難しく感じますが、この本はそんな親の悩みにも応えてくれそうです。ひとつひとつ、ゆっくり声に出して読んであげてください。子どもに正しい心と美しい日本語を教えてくれます。
▽ 「親子で楽しむこども論語塾」
「ぼく、うまれるよ!」/著者:駒形克己 (ONE STROKE)
アメリカ、フランスなど海外での評価も高い、デザイナー/造本作家である駒形克己氏による、デザイン性の高い絵本。お母さんのおなかに生命が宿り、やがて生まれるまでをシンプルな絵と“しかけ”で巧みに表現しています。とくにお母さんと赤ちゃんをつなぐおへそのパイプが“びよーん”と伸びるしかけは子どもも大喜び! 駒形克己氏による絵本は、単なる本というよりひとつのアート作品です。そんな作品に小さい頃からどんどん触れることで、子どもたちにも豊かな心と想像力がつけられそう。
▽ 「ぼく、うまれるよ!」