既婚VS未婚、専業主婦ママVS働くママ……「隣の芝生は青い妄想」が消えるコツ2つ

2013.11.10

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アラサー独女としては専業主婦ママを「子どもも家族もいて、毎日遊んでるようなもの。楽しそうだし、楽でいいよな」と思う。専業主婦ママとしては「仕事で認めてもらえて、自分の好きに時間もお金も使える。楽しそうだし、楽でいいよな」と思う。
既婚か未婚か、子持ちか子無しか、専業主婦ママかワーキングマザーか……この間にそびえる壁は想像以上に大きいもの。何かと「隣の芝は青い妄想」にかられては溜息し、焦り、不安、嫉妬に苦しまされている女子も多いでしょう。
そんな負の無限ループから抜け出すには、どうしたらよいのでしょうか?


コツ1:「5歳児の妄想並」と認識を

上記のような妄想は、筆者にも覚えがあります。妄想が進めば進むほど、自分が苦しくなるんですよね……。じゃあ相手が悪いのかと言えば、そうではない。原因は自分にあります。
そもそも「隣の芝は青い妄想」は、5歳の女の子が「将来の夢はお嫁さん。白馬に乗ったイケメン王子様と結ばれるの」といっているのと同じです。アラサーの私たちなら、「白馬に乗った王子様なんていない、そもそもイケメンは浮気する不安も大きいよ」と5歳児に言えますよね。
それと同じように、私たちがしているのもあくまで妄想、ある意味「自分に都合のいい妄想」です。傷付いているのは自分ですが、傷付けているのも自分なんですね。きちんと現実を見て、想像力を豊かにするだけで、本当の状況に気付くはずです。

実例:アラサー独女→専業主婦ママの妄想

例で考えてみましょう。アラサー独女にとって専業主婦ママの生活は未知で、想像しようがないもの。しかしニュースやTVに目を向ければ、ある程度状況は把握できます。
3組に1組は離婚する現代、世間体を重視する日本では「仮面夫婦」はさらに多いでしょう。いい夫婦でい続けるためには、恋愛時には必要なかった「並大抵以上の努力」が求められるのです。
子育てについても、実際は「子どもと遊んで楽しい時間量」と「仕事が楽しい時間量」は同じくらい。1日でもほんのわずかで、大半はギャン泣きやグズリを抑え、子どもには「ダメ!」店員さんや周囲の人には「すみません!」の連発です。
さらに子どもが小さいときほど、ママは孤独。友人とは遊べる回数も時間も減り、ママ友でも付き合いは浅く、「1週間スーパーの店員さんとしか話してない」とかザラです。

とはいえ友達に会っても、ママはそこまで弱音は吐きません。ママたちが1番恐れているのは、「ダメママ」の烙印を押されることですから。それでもよ~く顔を見れば、濃いクマ、肌荒れから疲れは出ています。

コツ2:「自分を知るチャンス」と考えて

根本的な問題は「自分が抱える現状への不満」にあります。今の生活に満足していれば、比較することなく「自分は自分」と思いきってしまえるのです。
妄想や嫉妬が始まったら、ある意味チャンスと捉えましょう。「私は家族がほしかったの?」、「子育てもいいけど、仕事もしたいんだ?」など自分と向き合ってみましょう。思わぬ自分の欲望に気付くことができますよ。

2013.11.10

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/