子は親のクローンではない! 「親の期待という呪縛」から抜け出すために

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宮野茉莉子

Written by:

2013.11.16.Sat

できる限り親を喜ばせたいし、親をガッカリさせたくない。もし親に見離されたらどうしようと思う時がある……こんな気持ちを、心の奥底に抱えていませんか?
1つでも当てはまるなら、あなたは「親の期待という呪縛」にハマッているのかもしれません。女性は特に「親の期待に応えたい」という思う人が多いですよね。親を大切に思うことは素晴らしいのですが、親と自分の人生を混同している危険性もあるのです。

子は親のクローンではない

親の1番の望みは、基本的に子供の幸せです。ただ自分と子どもを切り離すことが難しく、子どもに自分のクローンを求めてしまいがちです。
例えば運動より音楽のできる男子が好きな筆者は、同じようなタイプを息子にも、とつい考えてしまいます。ここからさらに勉強、仕事、結婚……と、子どもの人生に自分の期待を交えてしまう。親ってこういうものなのかもしれません。
しかしこれは明らかに「親のエゴ」です。親子は血は繋がっているとはいえ、結局は他人で別の存在。“好きなもの“、“欲望”、“適性”、 “性格”も異なるのが普通です。世代が違えば、“世情“、 “情報“、“価値観“も違いますよね。
子どもの人生は子どものもので、親が支配するものではありません。親の経験が子どもの世代に通用する保障も、どこにもないのです。子どもは親のクローンではなく、親子の希望はマッチしなくて当たり前なのです。

クローン化しても結局親は幸せになれない

ところが親自身は、自分のエゴとは気付かないもの。「子どものために良かれ」と提言し続けます。子ども側もつい、親の期待に応えることで「親の笑顔と関心がほしい」と望んでしまいますよね。
しかし実際の生活を生きるのも、責任をとるのも子ども自身。子どもが本当に好きで適性のある道でなければ、楽しさも感じることができず、挫折しても立ち上がれなくなります(特に仕事や結婚など)。例え自分の言う通りになっても、子どもが幸せそうでなければ、親も本当に幸せではないのです。

自立とは「自分の道を歩くこと」

本当の自立とは、自分の人生を責任持って歩くことです。親の人生でなく自分の人生を歩まなければ、本当に自立したとは言えません。
これを親に気付かせるには、子どもがきちんと主張する必要があります。もちろん時間がかかりますし、親側の価値観は変わりません(ここがポイントです!)のでケンカにもなり、本当の理解は得られないかもしれません。でも、最後は「幸せそうな子ども」が親の本当の願いです。

「親を悲しませる、嫌われるかも……」なんて不安もありますよね。でもそれは親のエゴからくるものであり、親側の問題なのです。親子間になるとかばいたくなるものですが、ここのすみわけが自立できるかの別れ道になりますよ。

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宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。
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