1~2歳児のケガや事故が一番多い!? ママが知っておきたい応急処置とは?
ひとりで歩けるようになり、いろいろな物や景色に興味を持ちだす1~2歳児は行動範囲がグンっと広がり事故が多くなりがち。ママが気を配ってみていても事故は一瞬にして起こってしまいます。そんな時に、どうしよう……とあたふたしている時間よりも応急処置が最優先! 応急処置を知っておくことで慌てずに正しい行動がとれます。本日は1~2歳児が起こしやすい事故とその応急処置についてランキング形式でお伝えしていきます。
ありがちな事故直後の応急処置とは?
1位…頭を打つ
日常生活で最も多い事故が頭を打つこと。お風呂場で滑ったり、イスから転げ落ちたり、ドアやテーブルの角にぶつけたりと安全な家の中でも、この時期のお子さんにとってはたくさんの危険が潜んでいます。頭を打ってしまった時は、こぶができていれば水で濡らしたタオルで冷やします。出血していたらタオルで傷口を押さえ続けます。20分以上出血が止まらないようならすぐに病院へ。また、打った直後は元気でも念のため2日間は様子を観察しましょう。
2位…やけど
テーブルの熱い飲み物をひっくり返した・ポットのお湯を浴びてしまったというのがやけどの中でも多いトラブル。やけどをしたらすぐに患部を流水で20分程度冷やしましょう。嫌がる場合は、バケツの中にオモチャも一緒に入れて遊びながら冷やすなどの工夫を。衣類ごとやけどをした場合は、服の上から冷やします。水疱ができてしまったり、やけどの箇所が広い場合は、保冷材にハンカチを巻くなどして冷やしながら病院へ。
3位…溺れる
水遊びが楽しいお子さんにとってお風呂もパラダイス。遊んでいてお風呂の中で滑らせてしまうことも少なくありません。救助した瞬間に泣いていたら意識も呼吸もしっかりしている証拠。体を温め、泣くのを落ち着かせてから病院へ行きましょう。水を大量に飲んでしまった場合はうつぶせにして顔を横向きにし、腹部を持ち上げて吐かせます。滑ってしまうのは一瞬です、入浴中はお子さんから目を離さないように!
4位…転落する
特に階段の上り下りや公園の遊具で多い事故の一つ。自宅でもベッドやソファーなども転落注意家具です。転落後、出血していたら清潔なタオルで押さえて止血します。赤く腫れて痛がるときは骨折の可能性もあるため動かさずに病院へ。高いところからの転落の自己判断は危険です。
5位…ドアに手を挟む
開け閉めが楽しい時期になるとドアで遊びたがることも。ドアに手を挟んでしまったとき、傷がある場合は消毒してから清潔なガーゼを当て、絆創膏などを貼ったりして様子を見ます。傷がない場合は、流水で冷やしましょう。患部が腫れている・出血が止まらない・爪がはがれている場合には必ず病院へ。ドアにはエレベーターや電車のドア、引き出しなど日常には「挟む」場所がたくさん。割り箸をドアの隙間(蝶番のあるほう)に挟んでドアを閉め、割り箸が折れるのを見せると自然と「ドアは危ない」と分かってくれるお子さんが多いようです。ぜひ実践を。
(※事故に関しては全てそうですが、特に頭を打つ・溺れるなどした場合で意識がもうろうとしている・名前を呼んでも反応がないなどという時は直ちに救急車を!)
いかがでしたか? ママが応急処置を知っておくことで万が一、お子さんが事故を起こしてケガをしてしまっても慌てずに処置へ移ることができます。ママがあたふたしているとお子さんも不安になってしまうので、なるべく平常心で大丈夫よ、痛かったね。などと優しく声を掛けてあげてお子さんの心のケアも同時にしてあげましょう。