妊娠中言われがちだけど…。的外れな言葉 5選
妊娠した途端、周囲からは「妊婦」という目線でみられるようになります。それは当たり前ですが、時に「妊婦というイメージ」だけが先行しがち。的外れや傷付く言葉を言われたり、妊婦代表として非難の言葉を浴びせられることもあるのです。
今回は妊娠中言われがちだけれど、的外れな言葉を集めました。
「お腹が少し出たよね」
赤ちゃんは妊娠中期以降~目に見えて大きくなります。妊娠4~5ヶ月までは、お腹もあまり膨らみません。しかし早い時期に妊娠を発表し、「お腹が少し出たよね」なんて言われることも。それは脂肪…とは言えませんでした(筆者体験談)。
妊娠すると太りやすくなりますし、「食べづわり」という、食べないと吐き気がするつわりもあります。早いうちから体重が増えてしまい、「体重コントロールどうしよう!」なんて焦る妊婦さんも結構いるもの。
同様に「お腹が大き過ぎる」なども、女性として傷付く人もいます。お腹や体の変化にはあまり触れない方が良いでしょう。
「靴がペタンコだもんね」「髪切ったもんね」
「妊婦=靴はペタンコ、髪は短い」というイメージも。しかしペタンコ靴、ここ数年流行ってますよね。気分転換で髪を切っただけの人もいます。何でも「妊婦だから」に結びつくわけではありません。
「楽でいいね」
ツワリで激痩せする人、妊娠中毒症にかかる人、早産の危険性で長期間入院する人…妊娠中にはいろんな危険性が伴います。逆に周囲に比べて大きな問題のない人は、「楽でいいね」なんて言われることも。
病院沙汰まではいかなくても、ツワリ、全身のかゆみ、腰痛、足のむくみ、ひどい便秘など…誰でも体の不調は抱えますし、ハッキリ言って大変です。「妊娠して楽」なんてことはありません。
「もっと食べないと」
特に目上の人は「もっと食べないと」なんて声をかけてくるもの。心配は有難いですが、現代の食事は栄養満点。食べ過ぎると必要以上の体重増加や、妊娠中毒症を招く危険性が増えます。
またツワリの時期は食べられるものも少ないですし、お腹が大きくなると胃が圧迫されてあまり食べられません。妊婦なのにダイエットをしちゃっている人にはかけるべきですが、大半の人には不必要です。
「マタニティマークつけちゃうんでしょ」
賛否両論多い「マタニティマーク」。妊娠すると「席譲ってアピールするんでしょ」なんていう人も。しかし筆者も経験しましたが、ツワリや大きいお腹での通勤はきつく、途中下車したり貧血で倒れることも。またぶつかってくる人も多いですし、事故の際には妊婦として処置をしてもらわないといけません。
軽い気持ちでなく、マタニティマークは赤ちゃんの命を守るための義務。命を軽んじている言葉にしかなりません。
いかがでしょうか? 妊娠は生き物として自然なこと。体面で配慮してあげる必要はありますが、変に特別扱いをしたり、非難する必要はありません。