妊婦さん必見!マタニティ整体のメリットと自宅で出来る安産法とは?
妊娠中の体の不調、あなたは感じたことはありますか?つわりや下腹の不快感などの不調のほか、腰痛や肩こりなどお腹が大きくなるにつれて現れる妊婦さんは少なくありません。
最近はそういった不調を改善する妊娠中の『整体』なども話題を呼んでいますが、お腹が大きいのに整体をして大丈夫なの?と不安をお持ちの方も多いと思います。
本日は、東京都白金にある『マタニティ整体白金店』の院長・川崎有希子先生に、妊娠中の『整体』のメリットとお産の関係、さらには自宅で出来る安産法などをお聞きしてきました。妊娠中のママは必見です!
妊娠するとどうして歪むの?
妊娠をすると、肩こりや腰痛、むくみなど様々な不調が出てくるのでしょうか?
妊婦さんは平均8~12キロもの体重が短期間で増加します。全身のバランスが悪くなり、それぞれが補おうと作用するため、徐々に全身にゆがみが生じ、腰痛や肩こりなどの不調を招いています。
実は、それだけではありません。妊娠をすると、私たちの体の中からは『リラキシンホルモン』というホルモンが分泌されます。このホルモンは関節や靱帯をゆるめる働きがあり、体全体がゆるんで出産の準備をするために作用します。赤ちゃんが産道を通るためには骨盤を開かせる必要がありますね。そのために骨盤周囲の関節がこのホルモンによりゆるみ、骨盤のゆがみ・腰痛などの痛みに繋がるのです。
妊娠中の整体のメリットとは?
まずは、マタニティ整体をすることによって、これらの不調(腰痛・肩こり・骨盤のゆがみ)の改善はもちろん、リラクゼーション効果や全身の血流が良くなることにより、お腹周辺・子宮まで温まり安産に繋がります。実は子宮に血液が多いと赤ちゃんも居心地が良いのだとか。
そして川崎先生が安産へ導くテクニックとして用いているのが、お尻にある『梨状筋(りじょうきん)』をほぐすこと。この筋肉はお産の時に重要な役割を果たします。しかし、お腹が大きくなるにつれて凝りやすいのが腰の他にお尻!ここが固くては縮こまってしまい、赤ちゃんが通りにくいというのです。この梨状筋をほぐしてゆるめてあげることで赤ちゃんが通りやすい産道へ導き、安産へ繋がると言えます。
自宅で出来る安産への道
妊婦さんが真似できる、自宅で誰にでも簡単に取りれられる安産への道を川崎先生に教えていただきました。
妊娠中、自宅で毎日少しでも続けてほしいのがストレッチとのこと。
『ストレッチと言っても体を動かす本格的なものではなくて、座って足を開いたり前屈をしたり、肩を大きくゆっくりと回したりと、よく小学生の時に準備運動で行ったようなごく簡単な体を伸ばす方法でOK。』と川崎先生。
ゆっくり行うストレッチは全身に血液を流す効果があるため、体もポカポカしてきます。ストレッチで全身の血行促進により良い子宮を作り、骨盤周辺を柔らかくすることで安産に繋がりやすくしてくれます。先ほども言いましたが血行が良くなり子宮に血液が巡ると赤ちゃんはとても居心地がよく、嬉しいのです。
(マタニティヨガやウォーキングなども血行促進に効果的ですが、運動は妊娠16週目以降・医師の確認を取ってから)
『妊娠中の疲れや不調は妊娠中に治すことで安産に繋がります!産後には産後の疲れがやってくるため、決して妊娠中の疲れを産後に持ち越さないこと!』と川崎先生。
不調や疲労が溜まらないように毎日短時間のストレッチを取り入れ、骨盤周辺や全身の血行を促進・柔らかくし、お産に強いママを目指しましょう。