年末年始太り対策に! スリムボディを手に入れる食生活のポイントをおさらい!
忘年会に新年会、年末年始は人と集まる機会が多くつい食べ過ぎてしまったり飲みすぎてしまったり……という人が多いのでは? そこで今回は、たるんだ体を元に戻しスリムボディを確実に手に入れるためのコツを、インナービューティー料理研究家・食生活指導士の筆者がご紹介します。
朝ごはんはマスト!
「朝ごはんを食べること」は、「インナービューティー」の基本。慌ただしい朝はつい食事を抜きがちですが、一日の大切なエネルギー源となる朝ごはんは体の消化器官や脳を目覚めさせるためにも非常に大切。夜間から朝まで長時間空腹状態が続いている朝の体は、エネルギーを欲しています。
寒い冬はなかなか布団から抜け出せない……という人も、いつもより20分だけ早起きして、朝ごはんを食べる時間を捻出してみましょう。お気に入りのパン屋さんで買ったパンや、栄養満点でジューシーな旬のフルーツを用意しておけば、朝ごはんタイムが楽しみになるもの。是非「朝ご褒美」を用意してみて。
食が細い人は、朝からたくさん食べられないかもしれませんが、栄養バランスに優れたバナナやゆで卵、腸内環境を整える乳酸菌豊富なヨーグルトや納豆くらいなら食べられますよね? 前日の夜に作って残っていたお味噌汁を翌朝に飲むのもおススメです。
野菜・果物を積極的に取り入れる
野菜や果物には、体の各器官の働きをスムーズにする「ビタミン」や「ミネラル」が豊富に含まれています。特にこの時期は、余分な糖分や脂質の代謝を促すビタミンB1やB2、アルコール代謝や美肌作りに必要なビタミンCが欠かせません。
ビタミンB群は納豆などの豆類やレバー類、豚肉などに豊富です。ビタミンCはミカンなどの柑橘類の他にも芋類やブロッコリーなどに豊富です。外食では野菜や果物がつい不足しがちなので(特に果物)、毎朝果物を食べたり、自炊できる日は野菜料理を積極的に取り入れるように心がけましょう。
20時以降の飲食はなるべく控える
20時以降の体は、エネルギーや脂肪を溜め込む傾向にあります。同じカロリーの同じメニューでも、20時までに食べるのと20時以降に食べるのとでは、体に溜め込まれるエネルギーや脂肪の量が異なってくるのです。そのため夕飯はなるべく20時までにとるのがおススメ。
残業などでどうしても20時までに夕食を摂るのが難しい場合は、空腹感を抑えるためにもデスクでおにぎりやサンドイッチなどの炭水化物だけを食べておき、帰宅後にヘルシーな野菜中心のおかずとスープなどの汁物をとるなど「分食」を心掛けることもヘルシーダイエットに効果的です。
いかがでしたか? ヘルシーダイエットの基本は、野菜や果物を取り入れたヘルシーな和食を中心とした献立を基本に、3食しっかりととること。3食しっかり食べることは、結果的に余計な間食を防ぎます。朝ごはんは欠かさず、20時以降の食事や脂っこいものや菓子類はなるべく避けること。食生活を少し意識するだけで体は変わります。即効性を求めて偏食ダイエットや断食することはリバウンドの可能性が高いのであまりおススメしません。
体の中からキレイを磨き、心身ともに健やかであり続ける「インナービューティー」は、今の時代に欠かせないキーワード。たるんだ体とサヨナラし、スリムボディを維持し続けるためにも、新年のこの機会に是非ご自身の食生活を見直してみましょう。
▽ 参考文献
・ 『あたらしい栄養学』(吉田企世子・松田早苗/監修、高橋書店)
・ 『栄養素の通になる』(上西一弘/著、女子栄養大学出版部)
・ 『からだにおいしい野菜の便利帳』(板木利隆/監修、高橋書店)
・ 『旬の野菜の栄養辞典』(吉田企世子/監修、X-Knowledge)
・ 『美肌美人栄養学』(蒲生桂子/監修、X-Knowledge)
・ 『からだにおいしいフルーツの便利帳』(三輪正幸/監修、高橋書店)