気をつけて! ダイエットする人がおちいりやすいミス7選
“ダイエットをしよう”と決心する人は多くても、望み通りの効果を得る人はほんのわずか。体重を落としてもすぐにリバウンドするようでは意味がありません。あと気をつけたいのは、自分に合っていない間違ったダイエットをしているパターン。いったいどんなふうにミスをしているのでしょう?
そこでここでは、栄養士のロブ・ホブソン氏が指摘する、「ダイエットする人がおちいりやすいミスの数々」をご紹介します。頑張っているのに成果が出ない……なんてストレスになったり、自己嫌悪におちいったりしないためにも、そんなミスにはよくよく気をつけましょう。
ナッツや種子類を食べ過ぎている
ナッツや種子類はビタミンやミネラルが豊富で栄養価が高い! たしかにその通りですが、必要以上に食べ過ぎてしまってはカロリーオーバーになりがちです。とくに市販のナッツやフルーツを使ったスナック類は糖分添加が多かったりするので要注意。適正量はきちんとわきまえて食べましょう。
炭水化物をまったく食べない
“とにかく炭水化物さえ抜けば、体重も減る”と信じ込んでいる人もいますが、食生活から完全に追放してしまうのは栄養バランスも崩れ、よくありません。炭水化物は“抜く”のではなく、“減らす”ことを重点的に考えましょう。
間食が多すぎる
食事と食事の間にどうしても小腹が空いてしまい、間食に手が伸びてしまう……という人、その“つい”がダイエットの大敵です。そもそも現代人はカロリー過多の傾向にあるので、3食以外にも間食してしまうと、摂取カロリーもぐっと増えてしまいます。“お腹が空いたな”と感じたときは、低カロリーで栄養価も高いものを選ぶようにしてください。たとえば、
・ ゆで卵
・ 野菜スティックとディップス
・ ナチュラルヨーグルト(甘さは果物やはちみつなどで)
・ 少量のナッツやドライフルーツ
あるいはハーブティーなど香りのあるお茶も、空腹感をまぎらわす優秀アイテムです。
毎日何度も体重をはかって、一喜一憂している
ダイエットをしているうちに体重計とにらめっこばかりして、数値に一喜一憂してしまうのは精神衛生上よくありません。体重さえただ落とせばいいというのではなく、大事なのは健康的でバランスのとれた体を目指すことではないでしょうか。
神経質に体重をはかるのではなく、たとえば、お気に入りのジーンズをカッコ良くはけるようになるとか、体重をはかるのは1週間に1回にする、というようにゆとりをもってダイエットの成果をはかるようにしましょう。
脂肪分を避けている
「脂肪=太る原因」というほど体のメカニズムは単純ではありません。体が正常に機能するには、たんぱく質・炭水化物・脂肪などの栄養素をバランスよくとることが大切です。脂肪分が気になるという人は、揚げ物を避けたり、お肉も脂肪分の少ないささみやターキーなどを選ぶようにしましょう。またお料理には、オリーブオイルやココナッツオイルを選んで良質な脂肪分をとるよう心がけて。
非現実的な目標を立てている
そもそも非現実的な目標を立ててしまっているがために、ダイエットが続かないという人も……。世の中にはさまざまなダイエット法がありますが、基本は全般的なカロリー摂取を減らし、アクティブに活動して程よく筋肉をつけて代謝を上げること。
短期間で無理なゴールを達成しようと闇雲に頑張ったりせず、長期的な視点で現実的に痩せていくことを考えることが大切です。これはリバウンドしないためにも覚えておきたいことと言えます。
“低カロリー”とうたわれた製品に頼り過ぎている
ダイエット中だから、なんでもとにかく“低カロリー”とうたわれた製品に飛びついてしまう……というのもありがちなミス。カロリーは低くても、意外と糖分や塩分が高かったりして、全体的にみるとバランスの悪い食内容となる可能性があります。
カロリー計算ばかりに気をとらわれないで、シンプルでもいいので自分で料理を準備しましょう。野菜や果物をメインとする食事内容にするのがもっとも確実なダイエットへの道です。