「もう会えないんだ…」次男の母の日のプレゼントに号泣した話

2025.04.25

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

今回は、ずっと苦手意識があった息子からのプレゼントに号泣したエピソードを紹介します。


子育てが完了し、ほっとしていたけど…

「私には息子が2人いますが、長男はおっとり優しい性格で、次男は気性が激しくヤンチャ。私は次男が小さい頃から『この子とは合わない』と苦手意識を持つようになり、心の距離ができるように。次男と話すとイラっとすることも多く、そのうちあまり会話しなくなりましたね。そんな関係が大人になっても続きました。
次男は家から離れた大学に進学し、帰省もほとんどしないので、年に1回会うか会わないか、という状態でした。きっと次男は私が嫌いで、避けているんだろうなと内心思っていました。まぁLINEでたまにやりとりはしていましたがね。
そしてついに次男が大学を卒業し、就職。『これで子育ても完了だ』とほっとしていた4月のある日のこと、1本の電話がかかってきて、『息子さんが亡くなりました』と伝えられました。
どうやら次男は会社から帰る途中に交通事故にあったようです。その後の記憶はあまりないですが、毎日泣いて暮らしていたように思います。
それから2週間ほどたったある日のこと、家に豪華なお花とスカーフが届いたんです。送り主を見ると、なんと次男の名前がありました。その日は母の日で……。
手紙も添えられていて、『いつまでも元気でいてください』『俺も元気でやっているから心配しないで』と書かれていて、涙が止まりませんでした。そして『もっと息子とちゃんと向き合えばよかった』という後悔が押し寄せてきました。『もう会えないんだ……』と思うとつらくて。
スカーフは私が好きな紫色のもので、子供たちが小さい頃『ママは紫が好きなんだ~』とよく私が言っていたのを覚えてくれていたんだ、と思いました」(体験者:50代女性・会社員/回答時期:2024年4月)

▽ どうやら息子さんは、初任給で母の日のプレゼントを購入し、母の日に届くよう手配をしていたようです……。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。

2025.04.25

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by ヨーコ

南の島生まれの迷えるアラフォーライター・編集者。好奇心旺盛で、やや多動気味&HSP気質。霊感はないけれど、優れた直感力には自信アリ。

azuma

Illustration by