「体調が悪い方がいらっしゃいますので…」通勤電車で小学生に助けてもらった話

2025.02.01

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今回は、通勤電車で小学生の子どもたちに助けてもらったエピソードを紹介します。


妊娠中体調が優れず…

「ある日の仕事帰りの電車の中での話です。私は妊娠中なのですがその日は体調が悪く、会社を15時頃に早退し、帰るところでした。まだ帰宅ラッシュの時間でもないし座れるかなと思っていたのですが、意外と混んでいて座れず……。優先席には若いサラリーマンが数名、大きく脚を広げて大声で雑談をしていました(会話を聞くと『やっぱ女は顔だよな』『いやスタイルだろ?』といったくだらない内容でしたが)。
体調が悪かったですが、我慢して立ち続けていて……途中でAという駅に停車し、某名門小学校の生徒たち(小4か小5ぐらい)が、数名乗ってきました。そして私に近寄り、ひとりの女子生徒が『あそこが空きましたよ』と笑顔で教えてくれたのです。
女子生徒が指をさした方向を見ると、さっきまで若いサラリーマンたちが占領していた席だったんですが、どうやら私が知らない間に他の生徒が『体調が悪い方がいらっしゃいますので……』『その方に席をお譲りいただけませんでしょうか?』と、丁寧に伝えてくれたようなんです(他の乗客の方が教えてくれました)。
本当にしんどかったので助かりましたね。その後も、年配の方が乗車すると目を配り、空いている席にとてもナチュラルに誘導している生徒たちを見て、感動しましたね。自分の子もその生徒たちと同じ学校に通わせたいと思いました(笑)」(体験者:20代女性・会社員/回答時期:2024年11月)

▽ ちなみにこの生徒たちは席が空いても座ることなく、移動中静かにお勉強をしていたそうです……。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。

2025.02.01

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記事を書いたのはこの人

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Written by ヨーコ

南の島生まれの迷えるアラフォーライター・編集者。好奇心旺盛で、やや多動気味&HSP気質。霊感はないけれど、優れた直感力には自信アリ。

azuma

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