「私はやってない…」パワハラの濡れ衣をきせる部下に反撃した話
今回は、職場でパワハラの濡れ衣をきせられた上司が、冷静に反撃したエピソードを紹介します。
信頼していた部下からの裏切りに…
「私は管理職で、職場で10名ほどのチームを率いています。チームのみんなのことは信頼していたし、私もみんなから信頼されていたように思います。しかしある日、Mという部下から驚くべき告発を受けました。『〇さん(私)にパワハラをされています』という訴えが、上層部に届いたのです。
ちなみにMは入社3年目の若手女子社員で、仕事でミスを繰り返した際に確かに指導をしたことはありますが、決して大声をあげたり不適切な言葉を使ったことはありません。パワハラの濡れ衣をきせられ、『私はやってない……』とショックと怒りを感じましたが、すぐに頭を切り替えてどうすればいいかを考えました。
まず上司や人事部に相談し、第三者を交えた調査を依頼することにしたんです。感情的に否定するのではなく、『事実を確認していただけますか?』とあくまで冷静に伝えました。調査の過程では、①Mへの業務指導の記録(ノートやメール、チャットツールなど)②周囲の証言(他の部下たちから『〇さん(私)はいつもMに丁寧で優しく接していた』という証言を得ました)③Mの行動記録(Mが他の同僚に、『〇さん(私)を辞めさせてやりたい』と、悪意を持って話していたことが発覚しました)を証拠として提出しました。そして調査の結果、Mが私のパワハラを訴えた理由が『自分のミスを私に指摘されるのが嫌だった』『私を管理職から引きずり下ろしたかった』ということが判明したのです。上層部は『パワハラはなかった』としてMに厳重注意をし、Mは私に謝罪をしてきました。その後Mは部署異動になりましたが、他の部下たちからは『冷静に対応して尊敬しました』と言われましたね」(体験者:30代女性・会社員/回答時期:2024年11月)
▽ 「パワハラは事実無根」だと証明されて、本当によかったですよね……。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。