笑いあり涙あり…看護師さんが駆けぬける「医療現場」のリアルな日常vol.1
エッセンシャルワーカーである看護師さんたちは、コロナ禍でも最前線で病と戦う人たちに寄り添い、社会を支えてくださっています。本当にありがたいことですよね。そんな医療現場は、笑いあり、涙あり、患者さんの数だけドラマがあるようです。
本日はそんな看護師さんが経験した医療現場の日常から1つ、「患者さんに勇気をもらっている」という方の話をご紹介します。
生きるパワーってすごい
「今年で90歳になるおばあちゃんのお話です。自宅でトイレに行こうとしたところ、転んでしまい足を骨折。車いす生活に。医者からは『もうムリをしないように。一生車いすかもしれません』と言われていました。
一度はふさぎ込んで寝たきり状態になったのですが『ただでさえ、コロナで孫たちと遊べないのに。このまま歩けなくなるなんてイヤだ!』と奮起。それから一生懸命リハビリをして、寝たきりで動けなかったところから歩行器で歩けるまでに回復したんです。筋肉痛が出て、リハビリ担当を困らせるほどトレーニングに励んでいました。その不屈の姿勢や、何歳になっても元気になれるという現実に勇気をもらうし、背筋がのびました」(看護師/40代/男性)
▽ 「仕事でへこむことがあっても、患者さんたちの前向きな姿勢を見て気持ちを立て直す」とのこと。生と死を当たり前に突きつけられる現場だからこそ、人の「生きたい!」「なにくそ!」という激しいプラスのパワーをより近くに感じられるのかも。人の強い思いは無敵ですね!
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