家族愛って凄い…看護師が感動した「おみとり」医療現場のエピソードvol.2
「おみとり」という言葉を聞いたことはありますか? ご高齢のかたが、延命治療などをせずに自然に亡くなられるまでの過程を見守ることを、そう呼びます。人が亡くなるときというのは、さまざまな奇跡が起こるものです。
本日は、現役の看護師さんたちが目の当たりにした患者さんの「おみとり」の瞬間から1つ、「愛犬が知らせてくれたエピソード」をお届けします。
愛犬が突然吠えだした
「自宅で『おみとり』をされたおばあさんの話です。亡くなったのは夜中の3時くらいでした。その日は新月の夜で。真夜中だったので、同居されていたご家族も寝ていたそうです。普通なら、朝起きるまで気付かないパターンなんですけど。
亡くなったであろうその時間に愛犬のワンちゃんが激しく吠えたんだそうです。普段、めったなことで吠えないおとなしいワンちゃんが泣きそうな声で吠え続けて。ご家族が慌てて部屋に駆けつけたときにはもう息を引き取っていたそうですが、穏やかなお顔をされていたそうです」(看護師/30代/女性)
▽ そのワンちゃんは外の犬小屋にいたそうです。ただならぬ様子に、ご家族のみなさんもいやな予感がされたのでしょう。どうして亡くなる瞬間がわかったのかはまったく不明ですが、もしかしたら、おばあさんが最期の挨拶に行っていたのかもしれないですね。
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