家族愛って凄い…看護師が感動した「おみとり」医療現場のエピソードvol.1
「おみとり」という言葉を聞いたことはありますか? ご高齢のかたが、延命治療などをせずに自然に亡くなられるまでの過程を見守ることを、そう呼びます。人が亡くなるときというのは、さまざまな奇跡が起こるものです。
本日は、現役の看護師さんたちが目の当たりにした患者さんの「おみとり」の瞬間から1つ、「お孫さんを待っていたエピソード」をお届けします。
家族が全員そろってから旅立たれた
「都内在住のおじいさんで、血圧が下がって食欲もなくなっていたので、近くに住むご家族に集まってもらいました。『そろそろ危ないかも』と思ってから一晩たっても、まだ意識不明のまま。ギリギリなんとか生きていらっしゃいました。
昼過ぎに、北海道からお孫さんが駆けつけました。家族全員がそろって、それを確認したかのようにスッと笑顔になってお亡くなりになりました。お孫さんを待っていたんだと思います」(看護師/40代/男性)
▽ お孫さんも、大好きなおじいちゃんの最期を見守ることができて本当によかったですね。看護師さんいわく「延命治療をしていない人は、死ぬ瞬間を自分で選んでいる気がする」とのこと。意識がなくても、ちゃんと見えているのかも、そう感じざるをえないようなお話ですね。
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