遺品整理で涙が止まらない…親からの愛情に気づいた理由とはvol.2

2022.10.02

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親が亡くなって遺品整理をしていると、意外なものが出てくることも。自分への愛情を実感して、涙が止まらなくなったという経験がある人もいますよね。今回は「親の遺品整理で見つけたもの」の中から1つ、父親とケンカ別れしてしまった人のエピソードをご紹介します。


夢を反対していたのに…

「若い頃に『女優になりたい』と父の反対を押し切って家を出ました。しかし、女優としての仕事は全くなく、セリフが一言、二言ある役で出演できるのがやっと。実家にも帰りづらくて、父に連絡しないまま月日が過ぎていきました。そんな状況の中、父が亡くなったと母から電話がありました。
葬儀が終わり、遺品を整理していると、私が出演した映画のパンフレットと、映画のチケットの半券が何枚も出てきました。セリフなんてほとんどない役だったのに、父は観に行ってくれていたんです。それも、何回も。当時、私は女優になる夢を諦めようとしていたので、父の愛情が温かくて、でも痛くて、延々と泣き続けました」(53歳・女性)

▽ 反対しつつも、娘さんの夢を応援していたお父さん。ほんのちょっとの役でも、自分の娘が映画に出演してすごくうれしかったのでしょうね。こっそり観に行っていたというのが、何とも切ないです……!

2022.10.02

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記事を書いたのはこの人

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Written by 原桃子

つい読みたくなるような記事を書いています。猫とナマケモノとサメが好き。世の中にはいろんな人がいて面白いなと思っています。

いしいぬ

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