私が外孫だから? 子供ながらに感じた「祖父母からの孫格差」vol.1
外孫と内孫という考え方は、今でこそあまり耳にしなくはなりましたが、地域によっては根強く残っているものです。内孫は直系や同居していたり、姓が同じ孫のこと。そうでなければ外孫と言います。家を継いでくれる内孫のほうをひいきする傾向にあるようです。
本日は外孫のみなさんからお聞きした「子どもの頃感じた祖父母からの格差」についてお届けいたします。
掃除をさせられていたのは私だけ
「私は外孫です。いとこは家を継ぐことが決まっていたので、昔からちやほやされていました。祖母から『女は嫁に行くからね! よそさまのモンなんだ!』と耳にタコができるくらい言われていました。意味はわからなかったけれど、言われるたびに悲しかったです。
いつも祖父母の家に行くと、私は掃除と洗濯を手伝わされ、いとこはその横でテレビを見たり、お菓子を食べていました。それが普通だと思っていました。自分がもしおばあちゃんになったら、絶対そんなことしたくないです」(研究職/30代/女性)
▽ 環境を選べない子どものうちからそんな仕打ちをされていたなんて、心中お察しいたします。家を継ぐことがない女の子だからと言って、差別の対象にしていいなんて道理はございません。もし、そのいとこに子どもができず、養子にも恵まれなかったときはどうするおつもりだったのでしょうね……。
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