ひとくくりにするのは危険! 子供部屋おじさんたちの事情
成人しても実家から出ずに子供部屋で暮らす男性のことを「子供部屋おじさん」と呼びます。ひとくちに「子供部屋おじさん」と言っても、いろいろなタイプがあるのをご存じですか? 本日は、そんな彼らの事情についてご紹介いたします。
サブスク利用しまくり
「私の後輩の話。Amazon、Huluとかの映像や音楽系のサブスクを契約しまくっている人がいます。全部親に払ってもらっているって言っていました。しかも何に契約しているか把握しきれていない感じ。
最近太ったからってジムにも行っているらしいのですが、自分のクレジットカードが作れないからお母さんのカードで支払っているそうです。親がお金持ちなんでしょうね」(旅行代理店勤務/30代/女性)
▽ うーん、これはいただけないタイプのおじさんですね。自分のお金から払うならば、どのサブスクを利用しているかくらいはさすがに把握しますよね。月のランニングコストは自由に使えるお金に直結しますから。親御さんからのサポートがあるのは羨ましいですが、ここまで金銭感覚がズレているとお付き合いしにくそうです。
親の借金を返している
「幼なじみが子供部屋おじさんです。今度36歳になるのですが、彼の親がいわゆる毒親で。お母さんが散財して作った借金を返しています。お小遣いもあげているみたい。彼自身は生活を切り詰めて、服もろくに買っていない。はやく自由になってほしい」(会社員/20代/女性)
▽ なんとも悲しいお話ですね。お母さまのためにお金を使ってしまって、自立するお金もないということなのでしょう。誰でもない親ともなれば、簡単に縁を切ることもできませんし突き放すのも難しいですよね……。
祖母の介護のため
「同僚の話です。彼は、40歳手前で塾講師をしています。実家暮らしですが、親御さんが仕事で忙しく、おばあちゃんの介護をする人がいないので実家から出られないそうです。社会的に信頼もあり収入もある立派な人なんですけどね」(接客/20代/女性)
▽ 「家族の世話のため、そばを離れられない」というやんごとなき事情での子供部屋おじさんは少なくないようです。介護をするのは、親しい人であればあるほどツラいときもあるでしょう。その優しさと責任感は誰もが抱けるものではありません。
まとめ
ひとくちに子供部屋おじさんと言っても、それぞれに実家にいる理由があります。ほぼほぼパラサイト状態で親に甘えている人もいれば、介護で親元から離れられない人、大事な自分の稼いだお金をそのまま実家にダンクシュートしている人もいます。
実家暮らしをしているからといって偏見をもちがちですが、大事なのは状況ではなく、その人がどのような生き方をしているか、ということです。一筋縄にはいかないかもしれませんが、上手に見極めていきたいですね。