やっぱ気になる? 整形を「カミングアウトした・しなかった」理由

2021.08.27

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突然ですが……みなさん「整形」をしたことってありますか? またはしたことがなくても興味はありますか?
整形と一口に言ってもプチ整形からメスをガッツリ入れる本格的なものまでありますが、在宅時間が増え、またマスクで隠せるようになり、ダウンタイムを気にする必要がなくなったこともあり……コロナ禍で整形する人が増えているそうです。そんな整形で気になることといえば、「カミングアウト」問題ですよね。
ということで今回は、整形の経験者にインタビュー。整形をカミングアウトしたか・しなかったか、またその理由について聞きました。

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整形をカミングアウトした理由

陰でコソコソ言われたくなかったから

「今からかれこれ10年近く前に整形。整形した時点でもう29歳だったし、営業の仕事をしていたので……顔が大きく変わったら、当然いろんな人に気づかれるよね。陰でコソコソ言われるのは目に見えていたので、手術の前後にみんなに整形の話をした。周りの反応は意外と好意的で、言ってよかった」(39歳女性)

▽ 確かに整形後、周りにいろいろ言われるのが明らかならば、先手を打って自分から告白したほうがいいのかも。悪いことをしたわけでもないのに陰でコソコソ言われる、ということほどイヤな気分になることってないですし。

昔の写真と明らかに違うから

「子どもの頃から18歳まで、10年近くモデルとして活動していた。だからその頃の写真はたくさん残っていて。21歳で整形したけど、誰が見ても『整形した』ってわかるレベルで顔が変わったので、これは隠すわけにいかないなって思いカミングアウト。ちょっと勇気がいったけど、言った後はすっきりした」(29歳女性)

▽ 今はネット社会ですし、SNSも普及しているため、芸能人じゃなくても過去の写真がわんさか出てくる……なんてことはありますよね。ちなみに筆者の友人は、結婚式の準備中に婚約者に整形を告白したそうで、その理由は「結婚式の途中で流す思い出ビデオに、自分の昔の顔をのせたら絶対バレるから」とのことでした。

整形をポジティブにとらえているから

「整形って別に恥ずかしいことでもなんでもない、ってずっと思っている。キレイになるための手段のひとつっていうだけで、隠す必要を感じない。だから私も25歳のときにアゴと鼻の整形をしたとき、いろんな人にそのことを話しまくった(笑)。別に言わなければわからないレベルだったけどね」(29歳女性)

▽ この女性のように整形をポジティブに考える人が、今増えているようです。お隣の国・韓国では、大学の入学前や就職活動前、婚活前などにサクっと整形する人も珍しくないそう。日本も近いうち、そうなるかもしれませんね……。

整形をカミングアウトしなかった理由

なんとなく言うタイミングを逃したから

「子どもの頃から自分の顔がずっとコンプレックスだった……。高校を卒業し、大学入学前に思い切って整形。顔のエラを削り、瞼を二重に、ついでに小鼻も小さく。大学は地元から離れた場所にあったので知り合いもおらず、特に整形について打ち明ける必要も感じず。それから就職して、今にいたるって感じかな。カミングアウトしなかった理由は特にないけど、言うタイミングを逃したっていうか……」(25歳女性)

▽ この女性のように特に隠すつもりはなかったけど、あえて言う必要も感じず、なんとなくそのままに……という人は、結構多いみたいですね。確かに、過去の自分の顔を知らないのに、わざわざ「私、実は整形していて」みたいに切り出すのって、逆に勇気がいりそうです。

やっぱり反応が怖かったから

「整形に対する偏見とかって、今は昔に比べたらだいぶなくなっていると思う。でも私が10代で整形した当時は、まだまだそういう感じじゃなかったな……。だから周りの反応が怖くて、整形した後もバレないようにメガネをずっとかけていたり、『なんか目の印象が変わったね~』と言われたときは、『アイプチをずっとしていたら、いつの間にか二重になったの』とかごまかしていた(笑)。でもまったく変化に気づかれないっていうのも、それはそれでなんか残念な気がするけど」(38歳女性)

▽ 最近は芸能人が整形をカミングアウトすることも珍しくなく、また美に対する意識も昔と比べて大きく変化していますよね。「元に戻せる」整形も増えていますし、整形がより身近な存在になっているのは確かです。

まとめ

今回話を聞いて思ったのが「整形時の年齢が20代半ば以降」の人のカミングアウト率が高い、ということです。顔が成長とともに自然に変化する時期を終え、それまでの自分の顔も別に嫌いじゃない。また大きなコンプレックスがあったというよりは、「もっとキレイになりたい」という気持ちが強くて整形に踏み切った、ということなのかもしれませんね。

2021.08.27

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記事を書いたのはこの人

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Written by ヨーコ

南の島生まれの迷えるアラフォーライター・編集者。好奇心旺盛で、やや多動気味&HSP気質。霊感はないけれど、優れた直感力には自信アリ。

ebisu

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