あなたは知っていますか? 英語圏での「意外」なエチケット5つ
一人前の社会人として、最低限のマナーやルールは知っておきたいもの。でもそれも外国のこととなると文化や習慣、一般常識の違いも出てきて難しくなります。そこで今回は「英語圏での意外と見過ごされがちなエチケット」についてまとめてみました。海外へ行って恥をかかないよう、そんなエチケットも知っておきましょう!
英語圏での意外なエチケット
ハンドバッグは右手に持たない、下げない
ハンドバッグをどちら側に持つか、なんて考えたことありますか? イギリスの上流階級クラスではもともとハンドバッグは右手ではなく、左手に持ったり下げたりするべき、という暗黙のルールがあるようです。なぜなら右手は他の人と握手したり、歓談したりするために空けておくべきだから。
ハイソなお呼ばれでない限り、あまり気にしなくても良さそうですが、上品な“レディライク”として振舞いたいなら覚えておいて!
飲み物を飲んでいる時は、アイコンタクトをしない
人と会話をする時は常に相手のことを見つめ、アイコンタクトするべし! というのが鉄則ルールと考えている人も多いかもしれません。でもこれも一概に正しいとは言えないようで、エチケット的には飲み物に口をつけている時はアイコンタクトを避け、目線を外すのが良いとされています。
緊張しているとつい視線が泳いでしまいがち、なんて人もいますが、もしカフェでお茶をしているなら、それはあながち悪いことではないのでしょう。
乾杯の時にグラスをぶつけ合わない
テーブルにいる全ての人にドリンクが用意され乾杯をする時、「カンパーイ」と勢いよくグラスをぶつけ合うのはあまりエレガントではないし、エチケットとしてもよろしくないみたい。正しくは“祝杯をあげる”というようにグラスを軽く持ち上げすぐに口をつけて飲むのが好ましいとされます。
そもそもワイングラスなんて壊れやすいものだし、乾杯だからと言ってぶつけるのはナンセンスと言えるのかもしれません。
食卓で「塩を取ってくれる?」と言われたら、胡椒も一緒に渡す
大勢で食事をしている時、テーブルの向こう側の人から「塩を取ってくれる?」と言われたら、塩だけを渡しますか? もしそうなら、エチケット的には不合格! 正解は、塩と一緒に胡椒も渡してあげるのがスマートなやり方。
英語圏では“ソルト・アンド・ペッパー”(塩と胡椒)というようにふたつでひとつのペアなのです。塩を必要としているなら胡椒も、というさりげない心配りが求められているのでしょう。
店員さんを呼ぶ時は手を軽く振ってアイコンタクトで
日本の居酒屋さんでは「すいませーん!」なんて大声で店員さんを呼ぶことが珍しくありません。でもこれは海外、特に英語圏では遠慮して欲しい行為。周りのお客さんたちはきっとみんなびっくりするだろうし、店員さんのプライドを傷つけてしまうかもしれません。
こんな時、英語圏の人は意外と辛抱強く、店員さんに気づいてもらえるまで待っているのです。それが飲食店にいるお客としてのマナーなのでしょう。
まとめ
これらのエチケットは意外性のあるものがメインで、人によってはそんなに気にしないことかもしれません。でもエチケットとはそもそも、人と人とが気持ちよく一緒に過ごせるようにするためのルールであり、心遣い。相手を不快にさせてはつまらないし、残念ですよね。
そんなことにならないためにも、海外には外国の人たちのエチケットがあることを知っておくことはとても大事だと思います。