漫画ではありがちでも現実では「ないから!」と思うもの
少女漫画を読んでいると、素敵な恋や展開に胸がわくわくしますが、現実はそうそううまくはいかないもの。降って湧いたように素敵な人がやってきたり、自分がモテてしまうなんてことはなかなか起こらないものです。
ここではそんな、漫画ではありがちでも現実では「ないから!」と思う漫画の展開について聞いてみました。
ぶつかった拍子にキス
「ぶつかった拍子に倒れてキス! どんなぶつかり方をしたら唇同士が触れ合うの!? わざととしか思えないんだけど……」(20代・学生)
▽ もっとも多かったのは、主人公がぶつかった拍子に相手とキスをしてしまうという展開でした。
ぶつかることはあっても、押し倒す形で転ぶことなんてそうそうないはず。まして、転んでキスなんてありえないといってもいいでしょう。どんな転び方をすれば唇がくっつくのか、もしそんなことがあれば故意なのではないかなどの声があげられました。
寝言で好きな人の名前を呼ぶ
「好きな人の前でうたた寝とか保健室で寝たりするシーンで、寝言で好きな人の名前を呼んじゃうやつ。そもそも好きな人の前で寝ることってなかなかないし、そんなときにさらに好きな人を寝言で呼ぶって相当確率が低いと思う。もし本当にあったら確信犯! あざとい!」(30代・看護師)
▽ 寝言でわざわざ好きな人の名前を呼ぶなんてこと、ありえませんよね。まして、好きな人の名前を寝言で呼んだときに、好きな相手がいる可能性なんておそろしく低いです。もしあるとすれば、確信犯。わざとやっていると考えていいでしょう。あざといモテテクニックなのかもしれません。
遠い親戚が亡くなり大金を相続
「遠い親戚が亡くなって、主人公が大金を相続するっていうパターン。実はお嬢さまだったっていうのは漫画ではよくあるけど、もっと相続争いでもめたりすると思うし、遠くて連絡もとっていなかった親戚から大金を相続できるなんて幸運、なかなかないと思う」(30代・公務員)
▽ 遠い親戚なのに亡くなって大金を相続するなんていう話、宝くじが当選するよりも珍しいのではないでしょうか。
実はお嬢さまで、引っ越しをさせられるなんていうことも漫画ではよくあり、さらにお嬢さまのお世話をする執事がイケメン。やっぱり漫画ならではの展開でしょう。
地味な私が学校の王子に好かれる
「地味で冴えない主人公が、突然学校の王子さま的存在に好かれるというパターン。現実はそんなに甘くない。王子さまはお姫さまとくっつくのがお決まりだし、地味で冴えない主人公を選ぶ理由がない。漫画では王子さまと付き合うから努力して可愛くなるっていう展開が多いけど、はじめから努力して可愛い子と王子さまは付き合うんだよ! となぜかイラッとしてしまう」(20代・IT)
▽ 地味で冴えない主人公なのに、なぜかクラスの王子に求愛されてしまうとう漫画のお決まりのパターンです。王子が何を思って地味で冴えない主人公に好意を抱くのか疑問なところ。現実の王子は、最初から可愛い姫に向かうものなのです。
イケメンに彼女のふりをしてと頼まれる
「突然あまり接点のなかった同級生のイケメンから、“彼女のふりをしてほしい”ってお願いされるやつ。彼女のふりをする必要性があることって現実にそんなにないと思う」(20代・コンサルタント)
▽ 彼女のふりをしてほしい場面なんてそうそう訪れないもの。ましてイケメンからそんな相談をされるなんて可能性は限りなく低いでしょう。