「出て行け!」と言われたらどうする!? 反抗期の親子喧嘩エピソード
反抗期の頃に、親と喧嘩をして「出て行け」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。まだ自立していない年齢の場合、出て行けと言われても困ってしまいますよね。それでも、売り言葉に買い言葉で「こんな家出て行ってやる!」と家出を決意したことがある人もいるでしょう。
ここでは、「出て行け」と言われたときの親子エピソードを聞いてみました。
本当に戻ってこなくなりそうだから…
「高校の頃、反抗期で親としょっちゅう喧嘩していた私。父親に『出て行け!』って言われたんだけど、1分後くらいに『お前が出て行ったら本当に戻ってこなくなりそうだから、やっぱり出て行くな』ってフォローされた。その様子が面白くて笑っちゃって仲直り(笑)」(20代/IT)
▽ 親だって、何も本気で出て行ってほしいと思っているわけではありません。カッとなったその場の感情や勢いで言ってはいけない言葉を口にしてしまうのです。出て行けと言った数分後に「やっぱり出て行くな」とフォローしてくれる父親の姿を考えると、どこか微笑ましくなるもの。無事仲直りできてよかったですね。
「出て行ってやる!」と言ったものの…
「中学生の頃母親と喧嘩をして、『出て行け!』って言われたから『こんな家出て行ってやる!』って意気込んでお財布と携帯だけ持って家を出たけど、公園とコンビニに行ってからどこにも行くところがなくて1時間で帰宅。家出したってことにも気づかれずに、たぶん散歩だと思われていたと思う」(30代/看護師)
▽ 子どもは不便なもので、出て行けと言われて行ける場所は限られています。持っているお金だって多くはないので、どこかに泊まったり長距離の移動をしたりすることは難しいでしょう。だからこそ、気分転換のお散歩程度で帰宅する結末を迎えた人も多かったはずです。
心配性な親だから…
「高校生の頃親に反抗的な態度をとっていたら、『そんなにこの家が嫌なら出て行きなさい』って言われた。腹が立って友達の家に泊まらせてもらったけど、心配性な親が警察に届け出をしたらどうしようって不安になって自分で『今日は友達の家に泊まるから』って連絡をいれた」(20代/販売)
▽ 親が過保護ぎみだったり、心配性だったりする場合、子どもがいなくなるとすぐに警察に連絡することもあります。大事になる前にと、自分から家出したことを親に伝える人もいました。家出をすると意気込んでいたのに、可愛らしい結末ですね。
一人暮らしを始めたものの…
「学生時代に反抗期はなかったけど、社会人になって反抗期がきた私。親と帰宅時間でもめて『そんなに不規則なら出て行け』と父親に言われた。そのまま一人暮らしを始めたら父親から『いつになったら帰ってくるんだ』ってメールが届いた」(30代/建設関係)
▽ 大人になってから反抗期になる人もいますよね。自立できる年齢の場合、家出というよりは一人暮らしを始める人もいます。あとから「いつになったら帰ってくるんだ」と聞かれても、時すでに遅し。親と和解はできてももう一緒に暮らすことはできないかもしれません。