今だから共感しよう! 平成生まれあるある
平成も残すところあとわずか。平成最後の夏を思い切り満喫している人も多いのではないでしょうか。そんななか、うずうずとした気持ちで新年号を待っているのが平成生まれの人たちです。生まれたときから平成だった人たちにはどんなあるある話があるのでしょうか? 聞いてみました。
平成生まれあるある
若いと見せかけてもうアラサー
「入社したときは『平成生まれなの!?』って驚かれていたけど、そんな私ももうアラサー。平成生まれも結構いい歳なんだよね……」(29歳/IT)
▽ もっとも多かったのは平成1桁世代から挙げられた「もうアラサー」という意見でした。平成生まれという響きだけで若いと思われがちでしたが、そんな平成生まれでも1桁台だともうアラサー。実際の年齢を言うと「あれ、意外といい歳なんだね」と言われることも多いのです。
たしかに、平成2桁生まれの子たちはまだ若いですが、1桁になるともう立派な社会人で大人ですね。
不況しか知らない
「教科書でしか見たことないけど、バブルってすごかったんだなって思う。あと平成世代は不況しか知らないって言われるけど、それが当たり前だったから実は不況ってあんまり感じていない」(18歳/学生)
▽ 平成世代はバブルが崩壊し、生まれたときから不況だったと言われています。とはいえ、生まれたときから不況であると、それが当たり前になりなかなかしっかりと不況だと感じることが少ないもの。
バブルを経験していないぶん、不況であるという実感がわきにくいようです。また、バブルは教科書でしか見たことがないため、現実感がないと感じている平成世代も。
「円周率3で習ったんでしょ?」と聞かれる
「『平成生まれです』って言うと、だいたい『ゆとり世代だね』って言われて、さらに『円周率3って習ったんでしょ?』って聞かれる。よく言われるけど、円周率は3.14で習ったから!」(27歳/介護)
▽ 平成生まれの人のなかには、ゆとり世代と言われる人たちも含まれます。ゆとり教育では円周率を3で習うという出来事が印象的なせいか、必ずといえるほど「円周率3で習ったんでしょ?」と聞いてくる人たちがいます。実際はゆとり世代でも円周率3.14で習った人が多いもの。
文科省では、「円周率は3.14と教えるだけでなく、本当は3.1415…とどこまでも続く数で3.14も概数にすぎない(※)」ということをきちんと教えるとしています。
新しい年号にちょっとわくわくしている
「生まれたときから平成だったから、平成が終わるなんて信じられない! 新しい年号になるのはちょっとわくわくする!」(20歳/学生)
▽ 生まれたときから平成だった平成生まれの人たち。今回年号が変わるという経験は生まれて初めての出来事です。次がどんな元号になるのか、また元号が変わったあとの生活などを考えて、わくわくしている人も少なくありません。
平成生まれの人たちにとっても、平成を終えるというのは何かしらひとつの大きな節目になるのです。