懐かしさと切なさが同時に…! 不意に青春時代を思い出す瞬間4選
ふとした瞬間に、青春時代の記憶が頭をよぎることはないでしょうか。無性に懐かしいような、笑ってしまうような、それでいて胸がぎゅっと締め付けられるような、あの感覚はなんと表現すれば良いのでしょう……。今回はそんな、不意に青春時代を思い出す瞬間について筆者の周りのアラサー女子にインタビューをしてみました。
青春時代を思い出す瞬間とは?
学生時代に聴いていた曲を耳にした時
「某アーティストの曲が流れてくるたびに、中学時代に付き合っていた男子のことを思い出してしまいます。付き合うと言っても、一緒に下校するのが精一杯で、キスどころか手も繋げなかったんですけど……。
そんな彼が貸してくれたCDの中に、そのアーティストのアルバムが入っていたんです。今まですっかり忘れていたのに、音楽を聴いた瞬間に彼の顔や声が鮮明に浮かんだのには驚きました」(歯科受付/29歳)
▽ 思春期に聴いていた音楽って、とにかく耳に残るものですよね。受験勉強を励ましてくれた曲や、部活の試合前にいつも聴いていた曲など、皆さんにも「思い出の一曲」があるのではないでしょうか。
制汗剤の香りを嗅いだ時
「制汗スプレーや汗拭きシートの香りがすると、夏の教室の光景が目に浮かびます! 授業で居眠りをしている人の背中とか、校庭で体育の授業をしているクラスの掛け声とか、ああ懐かしい……。
ちなみに、当時好きだった男子が使っていた制汗剤はシトラス系の香りでした。街中でその香りがすると、今でもつい振り返ってしまうんですよね。私にとって制汗剤の香りは、青春の象徴みたいなものなのかも」(商社/25歳)
▽ 香水ではなく制汗剤の香りというところに、青春を感じますね。ちなみに筆者が青春を思い出すのは、プールの塩素の匂いを嗅いだ時です。皆さんの思い出の香りは何でしょうか。
1リットルの紙パックジュースを目にした時
「よくコンビニで売られている、1リットルの紙パックジュースを見た時。『果汁5パーセント』みたいな薄味のジュースなんですけど、当時は美味しさより量重視でいつもそれを買っていました。
高校時代はペットボトルじゃなく、なぜかあの紙パックに直接ストローを指して飲むのがはやっていて。大きな紙パックジュースを片手に、皆で延々とくだらない話をしていた放課後が懐かしいです」(IT関連/27歳)
▽ 安いジュースだろうが何だろうが、友達とおしゃべりをしているだけで楽しかったあの頃。大人になって贅沢ができるようになった反面、学生時代特有の楽しさはもう体験できないのだろうなと思うと、ちょっと切なくなってしまいますね。
購買で売られていたパンを食べた時
「帰省した時、地元のパン屋さんで買ったパンを食べたら、一気に高校時代の思い出がよみがえりました。『なぜ?』と記憶を辿ったら、そのパン屋さんは私が通っていた高校の購買にパンをおろしていたお店だったんです。
クラスの人気者の男子はコロッケパンが好きだったなとか、お昼は購買にダッシュしたなとか、そんな些細な記憶がパンをかじるごとに思い出されて……。何だか不思議な感覚でした」(アパレル関連/29歳)
▽ 味覚に青春時代の記憶が残っていることも。購買のパンの他に、帰り道で買い食いした肉まん、部活中にいつも飲んでいたスポーツドリンクといった意見もありました。
何気ない瞬間に思い出す青春の一ページ。「二度と戻れない時代」という特別感が、人の心を強く揺さぶるようですね。そう考えると、大人になった私たちが今過ごしている何気ない時間も、未来の自分にとってはかけがえのない時間になるのかもしれません。そんな「いつかの自分」のために、今という時間を大事に過ごしていければいいですね。