外国人が感じる「ココがヘンだよ、日本のクリスマス」4つ
もうすぐ心弾むクリスマスシーズンがやってきました。大人になっても、やはりこの時期はワクワクするものです。そんなお馴染みの日本のクリスマスですが、海外の人からすると奇妙だと思われている部分もじつはあるのです。外国人が「ココがヘンだよ、日本のクリスマス」と感じるのは一体どんなことでしょう?
外国人が日本のクリスマスで「?」と思うこと
1. クリスマスのごちそうはフライドチキンじゃないよ!
クリスマスのごちそうと言えば、なんといっても熱々のフライドチキン……なんてイメージがありませんか? でも海外のクリスマスのごちそうのメインはローストビーフやローストチキンなどが主流です。もちろんファーストフードなどのものではなく、おうちのオーブンで時間をかけて焼いたものが重宝されます。でもお手軽メインとしてはスーパーでも購入できる特大ハムも人気。大きければ大きいほど、特別感が出るのでいいみたいです。
2. なんで日本のクリスマスって恋人たちのイベントになってるの!?
そもそもクリスマスとはキリストの誕生にまつわる宗教的イベント、本来は厳かに祝われるべきものでした。欧米圏では宗教色は薄くなっても、家族や親せきが一堂に集まるのが一般的で、そのムードはいわば日本のお正月に近いものがあります。ところが日本ではいつの間にか、“恋人たちの聖夜”なんて呼ばれるようにロマンティックな色合いが濃いイベントとなっているのには外国人も驚き。クリスマスは1年で最大のファミリーイベントなのです。
3. イチゴに生クリームのショートケーキがクリスマスケーキの定番なんて日本だけ
真っ白な生クリームに真っ赤なイチゴのショートケーキ・見た目にも美しいクリスマスのショートケーキ……。でもこれもどうやら日本ならでは。ヨーロッパではクリスマスケーキと言えば、レーズンやナッツがぎっしりつまったドライフルーツケーキが圧倒的に多いのです。見た目は地味なのですが、アイシングでデコレーションすればすっかりクリスマス仕様に早変わり。同じクリスマスケーキとはいえ、ところ変われば、中身もずいぶん変わります。
4. クリスマスのディスプレイが一夜にして、伝統的なお正月に早変わりするなんて
ヘンだと感じるより、むしろ驚異的に思われているのが、クリスマスからお正月にかけての変わり身の早さ。クリスマスが過ぎると、1日にして店のディスプレイがお正月の和モードとなり、年賀状やらおせちなどの話題が豊富になります。海外でものんびり気質のオーストラリアなどでは1月に入っても町中にクリスマスのディスプレイが放置されているのと比べると、なんだかせわしない気すらしてきます。
海外でもなにかと異質ぶりが話題となる日本ですが、クリスマスに関してもずいぶん大きな違和感があるようです。とはいえ、1年でもっとも心躍るシーズンであることは変わりありません。どうか皆さま、今年も最高のクリスマスを愛する人と過ごせますよう心からお祈りいたします!