妄想ツイートで話題! 夏生さえり×渡辺早織の女子妄想ワールド解禁!【前編】
こんにちは、渡辺早織(@w_saori)です。
Twitter上で、かわいい女の子とその彼のやりとりにキュンキュンして心ときめいたのに、最後はいつも妄想オチ……。でもまさにこれが乙女心なんだよね! と思わず共感してしまうツイートがタイムラインに流れてきたことはないでしょうか?
かわいすぎる妄想ツイートの正体は…!?
そう、そのツイートの正体は、Twitterのフォロワー数13万人を誇る妄想ツイートで人気の夏生(なつお)さえりさんによるもの。
ここで、私が好きなさえりさんの妄想ツイートを引用させていただきます。
ねぇ、かわいすぎませんか……!? この度、そんなさえりさんにお会いすることができ、なんとインタビューをさせていただくことに!
さえりさん、かわいいのは妄想だけじゃない。ご本人がかわいすぎるんですけど……!! こんなかわいい女の子からどうやってあんなかわいい妄想が生まれてるの? ねぇ、それだけでズルくない? いや、待てよ……もしかして妄想じゃなくてリアルな実体験なんじゃないか……?
すでにさえりさんのことが気になりすぎてしまい、さっそくインタビュースタート!
フォロワー数13万人を誇る夏生さえりさんにインタビュー!
渡辺: 渡辺早織です、どうぞよろしくお願いします。
夏生さえりさん(以下 さえり): よろしくお願いします。
渡辺: さえりさん、そもそもなぜ妄想ツイートをやりはじめたのですか?
さえり: 前職のweb制作会社で編集者をやっていたのですが、その時に副業オッケーだったのでいろいろな副業をしていたんです。そうしたら仕事に追われて忙しくなってしまって、毎日終電で帰る日々にあるとき、このままでは“自分の想像力が死んでいく”なって感じて。
そこで、「通勤電車の時間で今ここにないものを考える時間を作ろう!」と思いました。 最初はなんでも良くて、ファンタジーとかいろいろツイッターで書いていたのですが、その時に一番良い反応をもらえたのが、恋愛系の妄想ツイートで。それでもうタスクのように毎日の通勤時間で妄想ツイートをするようになったことがきっかけで。
やり始めたら義務感にかられて、やっていないと「やばい今日まだ妄想できてない」みたいな感じに(笑)。文章の勉強にもなるし、いいかなと思って始めました。
「妄想の人」として去年の4月に独立!
渡辺: まさか多忙な日々の危機感から生まれたとは、意外にもストイックなスタートですね!
さえり: そこからずっと妄想を続けていて、並行して他の副業もしていたけど、だんだん妄想の仕事が多くなって去年の4月に独立しました。
渡辺: おめでとうございます!
さえり: そこから妄想の仕事ばっかりするようになって、デートスポットを妄想で紹介するとか、妄想の本を出すとかしていたら……「妄想の人」みたいになっちゃいました。
渡辺: いやぁ~、でも妄想ってスキルですよね? 妄想、尽きないんですか?
さえり: え? 妄想って尽きるんですか?
渡辺: 次元が違うということですね。
妄想癖は子どもの頃から!?
渡辺: 妄想、子どもの頃からしてましたか?
さえり: いやいや、そんなに妄想癖があるとかじゃないんですよ。でも確かに学校で授業中とか暇だなぁっていうときに「ここで今地震がきたら……」とかめちゃめちゃ考えてましたね。「地割れが起こったらクラスの誰と生き残ろう……」とか、そういう癖は多少ありますね。
渡辺: それ、妄想癖ある方だと思います。
さえり: そうなんですか? みんな普通にやる程度ですよね?
渡辺: さえりさん……! その天然な感じもかわいいです!
かなりリアルだけど…実際のところ妄想はウソ、ホント?
渡辺: それにしても、さえりさんの妄想ってすごくリアルだから、本当にあったんじゃないかな? ってドキドキしちゃう。
さえり: よく言われるんですけど、100%ウソで書いてます(笑)。だって自分の恋愛経験書いても、過去のこと全部書いたらネタがつきちゃうけど、妄想だったら外にあることなので無限にネタがあるんですよ。本当に、全然尽きないです。
渡辺: へー!
さえり: 友達の些細な一言をきっかけに妄想するとかはありますけど、本当の体験を書いているというのは全然ないんです。
渡辺: なんだかうれしいようなちょっと残念なような……。本当に、1%もリアルはないんですか?(男目線)
さえり: うーん……似たようなことならあったかもしれないんですけど、実話を書いてる感覚はないなぁ。
渡辺: 本当に? 1%のリアルから99%の妄想じゃなくて?(諦めが悪い)
さえり: うーん……基本全部ウソですね!!
渡辺: わかりました! しつこくてごめんなさい!
気になる実生活の恋愛は?
渡辺: では、逆に実際の恋愛はどうなんですか?
さえり: うーん、普通です。恋愛が苦手だから妄想をしているということでもなく、至って普通だと思います。妄想で満足とかもないですね。普通にデートだってしたいし(笑)。
渡辺: でもその妄想テクがあれば男の人を簡単に口説けそう!
さえり: いや、全然なんですよ。実体験で妄想を使ったことがないし、妄想体験を実現したいと思っているわけでもなくて。
渡辺: なるほど……さえりさんにとって妄想って?
さえり: わりと……仕事です(笑)。
渡辺: 潔いです! ビジネス妄想!
さえり: 少女漫画書いている人と同じような感覚で、「みんながこういうの喜びそうだなぁ」とか「こういうこと書いたら響きそうだな」っていうのを書いています。それが実際に反響があったりするとうれしいです。
妄想はどうやって組み立てるの?
渡辺: さえりさんの頭の中が気になるのですが、妄想はどうやって組み立ててるのですか?
さえり: 先に映像が見えるんです、脳内で。たとえば遊園地で男の人がいて、それがこうなってこうして……っていうのがバーッと脳裏に映像で流れて、それを事細かに文章に落としていっているっていう作業です。
渡辺: だからかな。さえりさんの文章は短くても読み手がパッとその絵を想像できるというか、140字の世界でもすごく立体的なんですよね。
さえり: たまにこれは思い出だったのか、妄想なのかが区別できなくなる時があるんですよ。これ妄想だったっけ? 思い出だったっけ? って(笑)。
渡辺: そのリアルな映像の実写化希望です!
さえりさんとの妄想談義は後編へつづく!
▽ 夏生さえり
ライター。web広告記事やweb漫画原作などで活躍中!
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▽ 話題の妄想ツイートはこちら: さえりさん Twitter @N908Sa
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