フォーリンデブはっしー厳選！　進化した焼肉屋で今食べるべき肉とは!?【後編】

こんにちは、渡辺早織(@w_saori)です。
雑誌やテレビなどで人気活躍中のグルメブロガー、フォーリンデブはっしーさんへのインタビュー前編記事‎は楽しんでいただけましたでしょうか。生肉好きも納得の焼肉屋で食べるローストビーフについてお話していただきましたが、後編では、その中でも特におすすめの焼肉屋に実際に行ってきちゃいました!!
やってきたのは代官山にある「焼肉かねこ」。

代官山蔦屋からほど近い路地にあるこちらのお店は、おしゃれな大人がこっそりと通う隠れ家的な雰囲気。店内もすべて半個室でゆったりとお肉を満喫することができます。

渡辺： ここがフォーリンデブオブイヤー2015のトップに輝いたお店ですね！

このお店はどんなお店なんですか？

はっしー： 浜松町にある「くにもと」という肉の名店で8年間働いた人が昨年3月に独立したお店。

はっしー： 「くにもと」という名店の味と技術を継承しながら、ここ「焼肉かねこ」では、常に新しいことにチャレンジしている店主の金子さんがすばらしい!!
仕入れの肉を厳選していて、ここの店主の金子さんは肉盛りも田村牧場のヒレ、とかそういう風に牧場プレゼンが入るから。

渡辺： 牧場プレゼン！　新しいですね！

はっしー： ひと昔前は松坂牛とか神戸牛だとか地域のブランド牛中心だったんだけど、実は同じブランド牛でも肉の質ってピンキリだから、最近は肉好きの間では牧場を求めるようになってきた。

今日出てくる肉はブランド牛である但馬牛のトップクラスを育てている兵庫県にある川岸牧場や鳥取県の田村牧場の肉。

牧場が注目されているということはどういう意味？

はっしー： 消費者が良い肉にたどりつきやすくなったということだよね。いい牧場が認められることでその牧場の肉の価値があがりしいてはいろいろな牧場が自分たちのブランドを作ろうとていねいに育てはじめるというところでますます肉の質があがっていく。いい循環かなと思う。
ちゃんとした人が認められる世の中というか、肉好きとしてはちゃんとおいしい肉が残り続けるっていうのが嬉しいね。

ということでここで、その噂のローストビーフが登場!!

はっしー： じゃーん!!　この大きく繊細に薄切りされた美しすぎるローストビーフ！

渡辺： 確かに今まで見てきたローストビーフとは違い、今から焼くのかな？　と思うほどレア目なところが食欲をそそられます!!

はっしー： ここのローストビーフは芯々という希少な赤身の部位を 塊ごと、そしてレア目に仕上げているだけでなく、さらに焼肉屋の武器であるタレの使い方がうまい!!
タレに漬け込んであるんだけど、焼肉屋のタレってちゃんとしているお店だったら努力の結晶だからね。
タレだけでもご飯って進むことあるじゃない。だからここのローストビーフは白米が進むローストビーフ!!

はっしー： 大判型に切ってあるから食べ応えもあるし、薄いからこそなめらかで、さらにご飯も巻きやすい！

渡辺： わー!!　めちゃくちゃおいしい!!　確かにこれははじめての食感！　すっと溶けていくけれど舌の上に牛の旨味と甘味の余韻が残ります。もちろんローストビーフ以外のお肉も絶品!!

渡辺： 木箱にいれられた肉盛りはサプライズのプレゼントボックスを渡されたような幸せ感！

渡辺： 美しすぎるお肉に興奮！

はっしー： 今日だけは口を大きく開けてとメニューにも書いてあるようにお肉を食べている感、食べごたえを重視している。

渡辺： こういう上質なお肉を思いっきり食べられるってぜいたく以外の何物でもないですね!!　焼肉屋さん、どんどん進化してるなぁ。

はっしー： そうそう、あとは盛り付けがこっていて思わず写真をとりたくなくようなフォトジェ肉（ニック）なものやローストビーフなどの前菜にお店ごとの工夫を凝らしていくなど、周辺領域で差別化がはかられてる。肉好きとしては肉のいろいろな食べ方が提案されて楽しい。

繰り返されるブームの中でも常に進化しつづけている肉業界！　これからもはっしーさんについていきます!!

▽ フォーリンデブはっしー
お米ソムリエの資格を持ち、肉を中心に白米のオカズを求めて全国を食べ歩く、大人気グルメエンターテイナー。Jリーグ、肉フェス、おにぎり協会などのグルメ大使も務める。