ダメンズに悩まされる女子必見。『深夜のダメ恋図鑑』レビュー

女子の皆さまは、ダメンズに悩まされたことはありませんか？　たとえば浮気しても、シレッと「男の本能だから仕方がないよね」という男性、デートに誘っておいてさんざん飲み食いした挙句、全額こちらに支払いを求める男性……など、世の中にはたくさんのダメンズが生息していますよね……。
今回は、そんな女子の皆さまにぜひ読んでいただきたい『深夜のダメ恋図鑑』（尾崎衣良/小学館）というマンガを紹介します。深夜、3人の乙女たちが語る、恐ろしいけど爆笑必須の恋愛体験談。いったいどんな内容なのでしょうか？

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上から目線の40歳男を反省させる方法

本書は、20代の働き女子3人が、深夜に現在進行形や、過去に出会ったダメンズたちの話を繰り広げる物語です。
筆者が特に印象的だったのはFile.7の「上から目線な男」という回のお話。現在独身の、25歳の円（まどか）が主人公で、法事で「25ぉ!?　あ――おしい!!」「女は若いほうが素直でいいわ」「俺は可愛くもないババアのATMになるのなんかゴメンだわ」と失言を連発する、40歳独身男と再会するシーンから始まります。
しかし彼女も負けてはいません。一瞬ものすご～く冷めた目をして「そうですね。相手するなら若い子のほうが絶対いいですよね。だってそのほうがバカがバレなくて済みますもんね」と上品に笑いながら返事をするのです。しかもコレだけでは終わらない！
続いて、怒った40歳男に「そんなにもなりたくないATMってなんの略？」と尋ね、彼が「オートマティック タイム マシーン」と答えると、円は爆笑しながら「オートマティック テラー マシーンですよっ。タイムマシーンてどこに行くつもりですかぁ――??　もしかしてバブル期――？」と容赦なく突っ込みをいれるのです。

ダメンズに泣かされた女子、本書は強烈におススメです

本書は他にも、少女漫画が大好きで「理想のタイプは王子様」という女子が、彼氏の家のお風呂に浮いたなぞの毛やカスなどに我慢できずなかなかエッチができない話や、付き合っている最中は相手に尽くすタイプの女子が「家賃も食費も出さず洗いもの一つしないのに、ご飯に文句をつける」亭主関白タイプの同棲相手をギャフンと言わせる話などが描かれています。
女子は誰でも、一度や二度はダメンズに泣かされたことがあるはず。良かったら本書を読んで、スカッとしていただければ嬉しいです。マンガに登場する彼女たちが、あなたが出会ったダメンズたちを、かわりに成敗してくれている気分が味わえるかも!?