イヴの夜、なにして過ごす? ~キリスト教会のクリスマス礼拝に行ってみよう~

もう気がつけばクリスマスは目の前。イヴの夜はなにか予定がありますか? 仕事が忙しい人、忘年会の人、お家でお子さんと過ごす人――。デート! なんて模範解答(?)の人もいるでしょう。でももし、まだ予定がとくに決まっていなかったら、“クリスマス礼拝”に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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クリスマスはイエス・キリストの生誕を祝う日

日本ではもはや「クリスマス=恋人と過ごす日」、といった本来の趣旨から考えるとおかしな風潮が何十年も続いていますが、そもそもクリスマスはキリスト教徒にとって大切な、イエス・キリストの生誕を祝う日です。
クリスチャンでなくとも、本来のクリスマスらしい過ごし方をしてみるのもよいのではないでしょうか。

誰でも礼拝には参加できます

キリスト教会に行ったことがない人は、「信者じゃないと入れないんじゃないの?」と思うかもしれません。でも大丈夫、誰でも参加できます。教会は開かれた場所です。入り口で会員証の呈示を求められることもなければ、会員登録も求められません。信者かどうかなんてきかれません。もしかしたら、名前や住所など簡単なプロフィールへの記入を求められるかもしれませんが、書ける範囲で大丈夫です。
必要な持ち物もとくにありませんので、身一つで行けば、すんなり入れます。

オルガンの音や聖歌の響きに心洗われながら、自分自身を振り返る

クリスチャンでない自分が礼拝に行っても意味がない――そんなふうに思っている人も、だまされたと思って行ってみてください。筆者も昨年のクリスマス・イヴ、近所の教会を一人でふらりと訪れました。聖書の言葉の細かい意味はわからなくても、パイプオルガンの荘厳な音色と聖歌の響きに包まれていると、とても穏やかで神聖な気持ちになり、一年間の自分自身を静かに振り返ることができました。礼拝の終りには、心が洗われたような気持ちになったのを覚えています。
宗教の儀式というのは、信心があればもちろん深い意味を持ちますが、そうでなくともやはり、人の心に訴えてくるものがあります。お寺や神社に行って神聖な気持ちになったことがある人は多いでしょう。キリスト教会もまた同じです。イヴの夜に心を静かにし、さらに普段キリスト教になじみのない人であれば、異文化に触れられて、新しい発見もあるのではないでしょうか。

教会の見つけ方

一点だけ注意を。キリスト教と一口にいえど宗派がいろいろとあり、勧誘に非常に熱心な団体もあります。勧誘されるだけなら危険なことはなにもありませんが、安心のために、有名な大きな教会、もしくは「日本キリスト教団」に属している教会がおすすめです。
またどこの教会にもオルガンはありますが、パイプオルガンの響きは格別です。迫力のある響きを聴きたい――と思う方は、パイプオルガンのある教会を探してみてください。

よいイヴを!

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  • 2015.12.23

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    記事を書いたのはこの人

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    Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

    東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子