今さらきけない……! 間もなく解禁の「ボジョレー・ヌーボー」って、なに!?

すっかり秋も深まり、肌寒い日も増えてきました。秋といえば、読書の秋、芸術の秋、そして食欲の秋。11月に入れば毎年恒例のあのイベント、「ボジョレー・ヌーボーの解禁」がやってきます。

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年々盛りあがりを増す、ボジョレー・ヌーボーの解禁を祝うイベント

今年は11月19日に解禁です。もうお店でワインを予約したり、レストランやバーで開かれる解禁パーティーに申し込んだりした方も多いかもしれません。毎年、テレビではたくさんの人が解禁を祝う華やかなシーンが放映され、近年ではSNSでその様子をアップしている人もよく見かけます。

「今さらだけど、実はボジョレー・ヌーボーがなにかわからない」……そこのあなた!

でも、「わーい、ボジョレー! かんぱーい!」と盛りあがりながらも、実はひそかに「ボジョレー・ヌーボーってなんなのかよくわからないんだよね……。楽しいからいいけど」と思っている女性、いるはずです。筆者も数年前まで赤ワイン自体をまったく飲めなかったので、ボジョレー・ヌーボーにも興味はなく、当然意味も知りませんでした。最近赤ワインも楽しめるようになり、ボジョレー・ヌーボーの正体も知りましたので、「本当は知らない」というあなたのために、こっそり簡単に説明します。

ボジョレー・ヌーボーってこういうもの

ボジョレー・ヌーボーとは、一言でいうとフランスのボジョレー地区で造られた新酒です。ボジョレー地区はブルゴーニュ地方の最南部にあるワインの産地で、軽やかでフルーティーな赤ワインができることで有名です。ここで秋、フランスでその年最初にできあがる新酒が「ボジョレー・ヌーボー」です。収穫後たった2か月で飲めることから世界中で人気に火がつき、毎年11月の第3木曜日が解禁日とされています。

ボジョレー・ヌーボーの特徴は

渋みが少なくフルーティーな品種のブドウから作られており、それをいかすために通常の赤ワインとは違う独特な製法がとられています。そのため、華やかな香りとフルーティーな味わいがボジョレー・ヌーボーの特徴です。
よくワインの味を表現するのに「軽い、重い」という言葉を使いますが、ボジョレー・ヌーボーは「軽い」部類に属します。

2015年のボジョレー・ヌーボーは“記憶に残るすばらしいできばえ”

毎年ボジョレー・ヌーボーのできばえについてキャッチコピーが発表されます。実は、ボジョレー・ヌーボーのできはその年のフランスワイン全体のできを予想する指標ともされているので、2015年のワインは期待できるのかも……!?
ただ、ほぼ毎年褒め言葉が並ぶので、ご自分の味覚で確かめてみてください。

おススメの飲み方

ボジョレー・ヌーボーは、その軽やかな味わいと香りをいかすため、少し冷やして飲むのがおススメです。またあまり寝かせず、フレッシュさが失われないうちに飲んだ方が「らしさ」を楽しめます。おつまみは、チーズならブリーやカマンベールなどの白カビ系、魚なら赤身、お料理の味付けはトマト系やベリー系など甘酸っぱいものが、ボジョレー・ヌーボーの果実味と相性がいいでしょう。

実は日本は日付変更線に近いため、世界で一番早くボジョレー・ヌーボーを飲むことができます。お手頃価格のものもたくさん発売されますので、ぜひ気軽に楽しんでみてください。

▽ 参考記事:『ワインの基礎知識』新星出版社

2015.11.04

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記事を書いたのはこの人

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Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子