イラッとしたら一呼吸おいて読んでみて! 『パートナーにイラッとしたとき読む本』レビュー
パートナーとはいつでも仲良くしていたいもの。しかし、つい「イラッ」としてしまうことはありませんか? 筆者もパートナーのグチなら、原稿用紙10枚は簡単に書けてしまいます……。今回ご紹介したい本は、書道家の武田双雲さんが執筆された『パートナーにイラッとしたとき読む本 みるみる幸せになる男女の法則』(宙出版)です。
書道家でありながら、長年夫婦の研究を重ねてきた武田さんが、漫画を交えてわかりやすく、よりよいパートナーシップを築くための法則を教えてくれます。ここでは、本書からとくに気になった3つの法則をご紹介したいと思います。
じつは男も話をきいてほしい
愛情表現として一番気楽で、かつ効果の出やすい方法は「聴く」ことなのだそうです。女性だけでなく、男性も話をきいてほしい生き物なのだとか。
まずは、話したくなる「環境作り」を意識して、そして夫がボソッと話しはじめたときに、相づちを打ってあげたり、次の言葉を引き出す質問をするといいそうです。夫は自分の考えを受けとめてくれた妻のことを、さらに愛するようになるそうですよ!
褒め言葉を使う
男をあやつるたった3文字の言葉。皆さんは知っていますか? それは、「すごい」という言葉だそうです。しかも、妻や彼女から言われた「すごい」はちゃんと蓄積していて、「自信」という根っこが少しずつ太くなっていくのだとか。
また、ときには言葉よりもリアクションが効果をもたらす場合もあるそう! 「すてき……」という感じでしばらく眺めるとか、そういうことです。褒め言葉は、男女問わず言われたら嬉しいですよね! 積極的にどんどん使っていきましょう。
「~してやっている」という意識を捨てる
「稼いでやっている」「家事をしてあげてる」ついつい、そう思ってしまうことはありませんか? じつはこの「~してやっている」という意識は危険で、人は義務感や恩着せがましい気持ちで行動すると、どんどんモチベーションがさがってしまうのだそうです。
逆に「やらせてもらえてありがたい」という謙虚で能動的な気持ちで行動していると、周囲の応援を肌で感じとれるようになるのだとか。心の持ち方ひとつで周囲の景色がガラリと変わること、いつも忘れないようにしたい所です。
いかがでしたか? 今回ご紹介したのはごく一部。本文ではまだまだたくさん、パートナーとの関係を改善するための法則が紹介されています。
武田さんの手痛いご自身の体験談も交えて語られているので、心にストンと入ってきます。夫婦にもカップルにもおススメです! よかったら読んでみてくださいね。