可食部とおなじくらいの果皮の量、バナナの皮の使い道
朝食や小腹が減ったときの栄養補給として最適なバナナ。即エネルギーとなるためアスリートなどにも人気のくだものです。しかし、バナナって皮の部分が食べる部分とおなじくらい量がありますよね。ゴミも多くなるしなんとかならないのでしょうか?
バナナの皮は捨てちゃう?
バナナの皮は基本的に食べることはありません。国によっては調理して食べる地域もありますが、そのまま食べると渋みや苦味を感じたりして、おいしくはありませんよね。しかし、皮の部分はその成分によりさまざまな使い道があります。捨てる前につかってあげるといいかも。
磨きに万能なバナナの皮
バナナの皮にはタンニンが含まれているため、その成分が磨きに万能な効果をみせてくれるようです。たとえば皮製品。靴などならとくにいいかもしれません。バナナの白いほうで皮を磨きあげると汚れがきれい落ちます。縫い目など汚れやすい部分にもやわらかい皮が浸透しやすいので、汚れ落しにちょうどいいです。タンニンが皮をやわらかくするので汚れも落ちやすいとか。また、バナナの皮に含まれる植物性の油脂が皮にツヤも与えてくれます。そのほかにも、銀製品なども磨くとツヤをとり戻すそうですよ。磨きおわったら乾いたタオルでバナナの皮の成分をしっかりとふきとってきれいにしましょう。
食べられないのか?
肉厚なバナナの皮、どうにかして食べれないの? とおもいますよね。そのまま食べることはできませんが、バナナの皮を使ってほかの食材をよりおいしくすることができるようです。それはお肉をやわらかくしてくれること。お肉を焼くときにバナナの皮も一緒に焼くとお肉をやわらかく、そしてジューシーにしてくれるそう。バナナの皮には酵素が含まれているため、その酵素がたんぱく質をやわらかく分解してくれるので、お肉をおいしくしてくれるみたいですよ。
歯のホワイトニング効果が
バナナの皮の内側の白い部分を磨いたあとの歯につけるだけ。2分間を毎日おこなうことで歯が白くなるといわれています。バナナの皮の成分が、歯についた汚れを落とす効果があるようです。毎日続けることがカギのようなので、高いお金をだしてホワイトニングをすることを考えている人は、まずはバナナの皮でホワイトニングをためしてみては?
刺さったとげが抜ける
バナナの皮だけで指など刺さってしまったちいさなとげを簡単に抜くことができます。とげが刺さった部分にバナナの皮の白い部分をつけてテープでとめるだけ。30分ほどで効果があるようです。酵素の力が皮膚に浸透してしまったとげを移動させ、皮膚表面にだしてくれる力があるので、針やとげぬきなどで無理にとりだそうとしなくても、自然にとげを抜くことができます。痛みを伴わないので、簡単なうえに皮膚にもやさしくなります。