30歳を前におしゃれもダイエットもやめちゃった!? 一生「女の子」でいたい、悩める女子は『しゃぼん』を読もう!

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さゆ

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2015.07.01.Wed

アラサーは、いろいろデリケートで、つらい年齢だと感じます。たとえば、同年代の友達にも違いが歴然とあらわれてきますし、身体も、簡単に痩せない・体力が落ちた・肌つやが失われた……など、変化が現れ始めます。しかしそんな変化とは裏腹に、なぜか「一生女の子でいたい!」「かわいくありたい!」という気持ちはなくなることはありません。
今回ご紹介したい本は『しゃぼん』(吉川トリコ/集英社文庫)という小説です。30歳を前に、とある事情でおしゃれもダイエットもセックスもやめてしまう女性が主人公です。さて、この女性、一体どうなってしまうのでしょうか? 一生「かわいい女の子」でいたい女子、必見です!

『しゃぼん』(吉川トリコ/集英社文庫)

『しゃぼん』は連作短編集なのですが、表題作でもある「しゃぼん」は、30歳を目前に仕事を辞めてしまう「花」が主人公です。「頑張っても、いつかは若さは失われる……。それなら今からもっと醜くなればいい!」と、投げやりに引きこもってしまい、どんどん太り、醜くなっていきます。そんな花を優しく見守るのが、花と同棲している、ピザ屋でバイトをする恋人の「ハルオ」です。
花はニートですが、家事もしないし、お風呂もたまにしか入らず、匂いをハルオに注意されるような暮らしをしています。それどころか、鼻血を出しながら生理にもなってしまい、服を汚して「上から下から血ぃ出して」とあきれられることも。そんな花を甘やかし、優しく見守るハルオ! もはや神の域です(笑)。

一生女の子でいてやる!

花は、30歳を前に、恋人との関係が少しずつ変わっていくことや、大好きな姉が結婚して出産したこと、若さが失われていく外見を、とても恐れていました。この年齢って、周りの環境と身体が急激に変化していくので、心がついていかないことって、ありますよね。だから、花の気持ちがわかる! という方も多くいらっしゃると思います。
ですがそんな花が、最後に思い切って決意した選択は、とても格好良くてとびきりキュートでした。「一生女の子でいたい。身体や環境は変化していくけど、負けたくない!」と思う全ての女の子を応援してくれるような、決心でした。少し書いてしまうと、ヒントは「心意気」です。

「しゃぼん」を読めば、大好きな人と、素敵に歳を重ねていく方法が、見つかるかもしれません。ちなみに、花と繋がる人たちが主人公になって描かれている、本書に収録されている他の短編も、とびきりキュートで面白いです! 良かったら読んでみてくださいね。

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さゆ

87年生まれのフリーライター。
本とワンコとカフェが大好きです。
いつでもアワアワしています。
ツイッター:@sayulog  写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子