「なんだかあの子は憎めない…」愛される秘訣を、脳科学から紐解いてみた
小さなミスをしたときや、ちょっとした迷惑をかけてしまったときに、「もーっ、仕方ないなぁ」と笑って許されてしまう女性って、いますよね。あなたは、そんな愛されタイプ? それとも、真面目にしているつもりなのに損をしてしまうタイプ?
今回は愛される女性の何故について、脳科学から紐解いてみようと思います。容姿だけでは、もちろんないんです。
好意の返報性
なんだか憎めない人のキャラクターを持つのは、自分のことが大好きな人なのだそうです。自分を大好きな人は、他人からの愛情を素直に受け取ることができます。ここでの自分好きとはつまり、自信を持っていると言うこと。自信を持っている人は気持ちにゆとりがあるので、悩みを笑い飛ばせる人とも言い換えることができます。楽観的気味な女性のほうが憎まれないという傾向があるのかもしれません。
そして、受け取った愛情を愛情で相手に返すことのできる女性は、言わずもがな愛されます。心理学には投射というメカニズムがあります。表面的には好意を示していても心の中で嫌っていると、その敵意は無意識に相手の心に投射してしまうのです。好意だって、同じこと。その場合の心理用語が、「好意の返報性」と呼ばれるものです。
ピグマリオン効果
会社の同僚や部下、恋人などに頼みごとをするときに、ついつい「~しておいて!」などと言ってはいませんか? 威厳をちらつかせて指示・命令をするのでは、「なんかあの人感じ悪いんだよなぁ」なんて思われてしまうかもしれません。して欲しいことがある時には、より"頼む"という姿勢を意識しましょう。「~してくれたら嬉しいな」と、要望と自分の気持ちを織り交ぜるとより良いイメージで相手に伝わります。
また、計算をしてしなくとも「ピグマリオン効果」が身に付いている女性も存在します。ピグマリオン効果とは、(言い方に語弊があるかもしれませんが)期待をすればその通りになる現象のことを指します。憎まれない女性は、「○○くんって、いつも本当に優しいよね、ありがとう」のような言葉を、とても自然にきちんと相手に伝えているのです。もし自分がそんなふうに言われたら、ついつい何でもしてあげたくなってしまいませんか?
類似性の法則
男女問わずに愛される女性は、「もっと一緒にいたい!」と思われる女性です。可愛らしい笑顔や癒しのオーラなど、理由については枚挙にいとまがありませんが、その最たるものが“会話上手”であることです。櫻井秀勲さんの『いつだって運がいい人の愛敬の法則』という本には、『遊びのない人、遊びを知らない人は、いつも同じ話をしがちです。というより、他に話すことが見付からないのでしょう』という文章があります。忙しい現代女性であっても、それって実は大切なこと。仕事以外の話ができる、余裕のある人のほうが魅力的ではありませんか? 遊びは、余裕とも考えられるそうです。自分が楽しくなれる遊びや趣味を、見付けてみましょう。
そうして話していく中で共通の出来事や感情があると、人は相手に親近感を持ちやすくなります。……とは言っても、興味があることが全く違う人もいますよね。そんなときに覚えておきたいのが、「類似性の法則」です。話が合うほか、さりげなく仕草や動作を真似る(ミラーリングと呼びます)ことで、好感を持たれやすくなるのだそう。
なんだかちょっと憎めない、愛され女子になりましょう♪