お上品? 陰湿? 秘密の花園、女子校の実態をさぐれ! 前編
大学はめでたく共学へと脱出できたものの、小・中・高と女子校で育った生粋の女子校気質な筆者。女子校ってイジメとかあって怖そう! お嬢様なんでしょ? など経歴を話すと必ずといっていいほど言われます。
今回は、そんな疑惑に満ちた女子校の実態を「女子校あるある」をみながら探ってみましょう!
スカートめくり
これは鉄板かもしれませんね。ある日突然流行りだすと、なかなかブームは終わりません。基本的にスカートの下には体操着の短パンを着用している生徒が多いのですが、履いていないときに限ってなんで……という悲劇がまれに起こります。ピンポンダッシュのように次から次へめくられていくスカートと、「やめなさい!」と嗜める女性教員、「勘弁して……」と花園の夢を延々と破られ続ける男性教員の嘆きが3点セットで楽しめます。
先輩はアイドル!
多くの中高一貫教育の学校では、部活動は中学1年から高校2年までの5学年合同で行われます。中学1・2年の頃はとにかく高校1・2年の先輩が大人にみえて憧れの対象に。特に筆者が所属していた部活では、ミュージカルやダンス・合唱を行う70名ほどの大所帯で宝塚そのもの。合宿で高2の先輩が大集合すると、まるで記者会見のようにフラッシュがたかれました。最終日の夜設けられる撮影タイムには、我こそは2ショット写真を撮ろうと、人気の先輩の前は大行列ができます。
バレンタインには憧れの先輩にチョコレートを手作りし、球技大会ではハチマキをもらいにいったりサインを書いてもらったり……。共学と変わらぬ青春がそこにはあります。
運動部が少ない
スポーツ好きには不満なところが、運動部の少なさ。筆者の学校では、バスケ部・バレー部・テニス部のみでした。さらに、中・高合同の部活のため、中学の3年間はほぼ下積み。上下関係も厳しいので引退まで続けるにはかなりの精神力と人間力が必要です。そのためか、バスケ部・バレー部には特に成績優秀なマルチプレイヤーが多く、歴代の各部長は全校生徒にその名を轟かせ、羨望の的に。大学や社会に出てもそれぞれのフィールドで必ずや知名度を上げるような大活躍の逸材ばかりでした。
理想の彼氏がおじいちゃん先生
女子校といえど、みんな恋愛には興味深々。部屋のいたるところで恋バナに花を咲かせています。しかし……。もちろん、塾や他校の文化祭で知り合った彼氏がいる進んだ生徒も中にはいますが、ほとんどの生徒は兄弟でもいない限り父親と教員以外の男性との接触がないまま育ちます。そのため「彼氏にしたい理想のタイプは??」という話になると、「うち○○ちゃん(56歳男性教員)!」「私はね~やっぱり△△(65歳非常勤男性講師)だなぁ! あの可愛さと格好良さはずるい!」「見る目ないね~やっぱり☓☓先生(58歳校長)だよ! あの硬派感がたまらないよね!」といった調子。校舎ですれ違うと、「あ~おじいちゃん! かわいい!」と照れる生徒も少なくありませんでした。
▽ 後編に続く