「いつから“オヤジ”と呼ぶべきか…」親の呼び方を変えるタイミングを調べた結果
お正月に実家へ帰ったとき、3月に大学を卒業する弟がお母さんのことを「かあちゃん」と呼んでいたのが衝撃的でした。弟とはかれこれ22年ほどの付き合いになるわけですが、幼いころは「ママ」、中学生になると「母さん」、そして現在は「かあちゃん」という呼び方に変化を遂げています。聞いてみたところ「お袋」と呼べるタイミングを探しているそうです。ちなみに父親に対しては「お父さん」でした。
男性は父親のことを「親父」と呼んでいる人も多いですが、いったい彼らはいつどんなタイミングでお父さんのことを「オヤジ」と呼ぶようになるのでしょうか? というわけで、10~50歳の男性を対象にサーチしてみました!
5位:結婚したとき(7%)
「自分も親になる可能性があると思ったから」(35歳/商社)
▽ 父から「オヤジ」に変わった瞬間、第5位にランクインしたのは「結婚をしたとき」。結婚をするというのは家庭をつくるということ。子どもができて父親になる可能性も含みます。そんなことから、自分の父親にたいして「お父さん」ではなく「親父」と呼び方を変えることがあるようです。
4位:高校生になったとき(10%)
「思春期の頃からお父さんって呼ぶのが恥ずかしくなった」(28歳/不動産)
▽「お父さん」と呼ぶのがこそばゆい気持ちになる思春期まっただなかの高校生。父親の前では「親父」と呼べなくても、友達の前では「うちのオヤジがさ~」なんて話していた人もいるのでは? 小学生のうちに「パパ」から「お父さん」、中学生のときには「お父さん」から「父ちゃんor父さん」。高校生になったら「おやじ」と呼び方を変えていくこともあるようです。
3位:変えない(20%)
「長年しみついたものだから今さら変えられない」(30歳/SE)
▽ 意外にも3位にランクインしたのは「呼び方はずっと変えない」というもの。成長とともに親の呼び方を変える人がいる一方で、長年しみついた呼び方をわざわざ変える理由がわからないという声も。
2位:大学生になったとき(25%)
「上京して親元を離れたのを機に呼び方を変えた」(26歳/メーカー)
▽ 地方から都内の大学に進学した人は、一人暮らしを機に親への呼び方を変えることが多いようです。親元を離れることによって、親と顔を合わせる回数も減り、呼び方を変えやすいというのが理由だそう。久しぶりに実家に帰省したタイミングで、「ところで親父は……」としれっとした表情で言うそうです。
1位:社会人になったとき(32%)
「学校を卒業して独り立ちするときに。社会人はもう大人だと思ったから」(42歳/技術職)
▽ というわけで、もっとも多かった呼び方の変え時は「社会人になったとき」でした。大学を卒業し、ひとりの大人として社会に踏み出す大きなタイミング。経済的にも親から自立するときに、精神的にも「お父さん」から「親父」に変わるということでしょうか?
「その他」の6%のなかには「小学生のときにパパからお父さんに変えた」という人や、「子どもが産まれたときにおやじさんという呼び方に変えた」という人もいました。個人差はあれど、いつまでも親のことをママパパと呼び続ける男性は少ないようです。