ディープな街の魅力にはまるかも!?  今、『東京都北区赤羽』が熱い!

2015.01.21

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Googirlをご覧の皆さんは、自分の暮らしている「街」は好きですか? 普段、何気なく暮らしている街でも、お気に入りのパン屋さんや慣れ親しんだスーパーがあったりと、愛着がある方も多いのではないかと思います。

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赤羽ではあの『ONE PIECE』よりも売れている漫画!?

筆者は、昨年の10月から、京都の田舎から東京に上京してきたのですが、はじめは慣れない大都会ライフに戸惑うことが多く、度々「田舎に帰りたい……」とボヤいていました。しかし! 今回ご紹介したい、漫画家の清野とおるさんが描かれた『東京都北区赤羽』(※現在、ドキュメンタリードラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』がテレビ東京・テレビ大阪他で放送されていますが、本書は元ネタ本です!)を読んだあと、その考えは一変しました。
『東京都北区赤羽』は、漫画家の清野とおるさんが一人暮らしをしている「赤羽」の珍名所を紹介しつつ、実在する赤羽の住人たちとの交流を描いた実録エッセイ漫画です。赤羽ではあの『ONE PIECE』よりも売れているのだとか!
筆者は北区在住なので、この漫画で度々登場する、占い館や美味しいお店に行くことを楽しみに生きることで、毎日ワクワクするようになりました。個性豊かで、ちょっと変わった人々がたくさん登場する「赤羽」という底が見えない不思議な街……。その魅力は一体、何なのでしょうか?

『増補改訂版東京都北区赤羽』(全4巻)『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』(現在3巻まで発売中/清野とおる/共に双葉社)

本書は、普段何気なく人ごみに紛れて歩いているだけでは、なかなか伝わってこない街の内側の魅力を、作者の鋭い視点と、好奇心旺盛なお人柄と取材力で、見事に描きあげた漫画です。何がすごいって、一番すごいのは、漫画に登場する実在の人物たちです!
全身真っ赤な格好をした、謎の老人や(時々全身、真緑にもなる)、歌うホームレスのペイティさん、変だけれど赤羽で最強のマスターが営む、変な客しか集まらない居酒屋の話や、夜な夜な「光る凧」を愉快犯的にあげ、「赤羽にUFOが現れました!」と、連日マスコミを騒がせるおじさんたちの話が描かれています。
「赤羽」って、こんなに自分に素直に、かつ独自基準を持ちながら、楽しく真面目に生きる人であふれているのだなあ~と、漫画を読みながら、思わず感嘆のため息をついてしまいます……。

赤羽に興味がある人も、全く知らない人も、楽しめる内容です! また読後、自分の住む「街」にしかない魅力や、特徴などを再確認したくなるかもしれません。良かったらぜひ、ドラマと共に、漫画も読んでみて下さいね!

2015.01.21

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記事を書いたのはこの人

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Written by さゆ

87年生まれのフリーライター。 本とワンコとカフェが大好きです。 いつでもアワアワしています。 ツイッター:@sayulog  写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子