女の子頑張れ! 心とからだにジワジワ効く、サプリメント小説『3時のアッコちゃん』を読んで元気になろう!
Googirlをご覧の女子の皆さま、毎日お仕事、お疲れ様です。新年を迎えたばかりで、まだぼ~っとしていたい身体をひきずって、朝から晩まで働くのは、しんどいですよね。それに加え、職場の人間関係にまで気を配り、おしゃれや恋を頑張る女子って、筆者は本当にえらいなあ……と思います。
そんな頑張り屋の皆さんだからこそ、時には思いきり泣きたい時だって、ありますよね。
今回は、ポトフ&スムージーの移動販売をしている「アッコさん」という女性が、悩み多き働く女子たちを勇気付ける物語『3時のアッコちゃん』(柚木麻子/双葉社)という本をご紹介したいと思います。しんどい、もうダメだぁ……と涙が出そうになったとき、このお話を読むと、不思議と心がポカポカしてきて、新たな一歩が踏み出せるかもしれません! それでは少しだけ、中身をご紹介しますね。
『3時のアッコちゃん』(柚木麻子/双葉社)
本書『3時のアッコちゃん』は、『ランチのアッコちゃん』(双葉社)という本の続編なのですが、基本的なストーリーは、ポトフ&スムージーの移動販売をしている「黒川敦子」という「アッコさん」と呼ばれる女性が、若い悩める働き女子に、勇気と元気を与える……!
というお話です。アッコさんは、強くて、優しくて、ご飯を作るのも上手で、思わず「先輩~♡」と、甘えたくなってしまう存在の女性です。
『3時のアッコちゃん』には4つの短編が収録されているのですが、前半2作は、アッコさんが大活躍してくれます! とある会社で、シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているものの、会議が停滞していて悩む「三智子」の元に、アッコさんが現れ、お茶とお菓子で会議の進行を激変させていく……といったストーリーの、表題作の「3時のアッコちゃん」、そして、ブラック企業で働く女子「明海(あけみ)」が、地下鉄で生きる意味を失い、ズーンと沈んでいた時に、アッコさんに野菜たっぷりスムージーを強引に飲まされることで、元気を取り戻していく……というストーリーの「メトロのアッコちゃん」は、仕事に対するアッと驚くヒントも満載で、ワクワクしながら読むことができます。
仕事って本来は、きっと人に元気を与えるものだから。全ては自分の心の持ち方次第で、道はどんな方向にだって広がっていくはず! おいしい物を食べて、背筋を伸ばしてニッコリ笑っていたら、私たちはきっと大丈夫!
そんなふうに、「働く女の子頑張れ!」と、背中を押してくれる、元気になれるお話です。良かったら、読んでみて下さいね。