大人女子の「恋」の秘密をのぞいてみませんか? 水沢めぐみ先生作の『塔子さんには秘密がある』を読んで「大人の恋」を考えよう!
学生時代の恋愛って、今振り返ると、すごく自由ですよね。結婚も考えなくていいし、勢いもあるし、おいしいところだけつまみ食いすることだってできるし、くっついたり振られたりを繰り返しても、立ち直る気力だって十分にあります。
それがアラサーになってから、恋愛をして傷つくことにひどく臆病になったり、全然笑えない秘密を抱えては苦しんだり……なんてことも増えてきてしまいました。本当はいくつになっても自分の時間も恋も充実させて、女として思いっきりワガママに生きたいけれど、いろいろな不安がよぎって、そういうわけにもいかないのが実情です。
今回は、そんな思いを抱える方におススメの「大人の恋」を描いた『塔子さんには秘密がある』(小学館)という漫画をご紹介したいと思います。作者はなんとあの、『姫ちゃんのリボン』を描かれた水沢めぐみさんです!
『塔子さんには秘密がある』(水沢めぐみ/小学館)
この漫画は、7つの「秘密」の恋のお話が描かれています。あるおもちゃ会社で働く30代女性の秘密や、バツ1子持ち女性の秘密の恋愛や、彼氏のための誕生日サプライズを考えていたOLが、日帰り出張を言い渡されて戸惑うお話など、女性たちの本音や恋が胸に迫りくるように描かれています。
表題作にもなっている「塔子さんには秘密がある」というお話は、あるおもちゃ会社で主任として働く、まったく隙を感じさせない「四宮塔子(しのみやとうこ)」という36歳独身女性が主人公です。周りからは「仕事ができる怖い女性」として見られているのですが、実は彼女のアフター5は、誰にも言えない秘密があって……!? 年下イケメン男子との恋愛模様にもご注目ください!
また、「はじめちゃんにも秘密がある」というお話では、彼氏から尽くされているのに、ある秘密を抱えているために、結婚に踏み切れない女性の葛藤が描かれています。この女性の結婚に踏み切れない理由は、多くの女子が共感してしまうはずです。
いくつになっても「女」。明日からも頑張ろうと思える!
大人の女性の恋愛は、決して甘いだけではなくて、切なくて辛いことも多いけれども、それでも私たちはもっと自由に、もっとワガママに、もっと自分をさらけ出して、いくつになっても素敵な恋をしていいんじゃないかな? と感じさせてくれる恋のお話が描かれています。
絵も昔から変わらずとても可愛らしくて、女性たちの笑顔がとてもピュアで、男性はみんなイケメンで、夢中になって読めること間違いなしです!
よかったら、読んでみてくださいね。