Facebookをやめたら起こる4つのこと
みなさんは最近よく使われるようになった「FOMO(フォーモー)」という言葉をご存知ですか? “FOMO=Fear Of Missing Out(見逃すことへの恐れ)”つまり、「自分だけが最新の情報から取り残されているかも! 楽しいイベントを見逃しているかも!」と怖くなってしまう症状のこと。アメリカでの調査によるとSNSユーザーの50%以上がFOMOを実感していると回答したんだとか。そこで、今回はそんな便利なツールからちょっと心の距離を置く“Facebookがない生活”をご紹介します。
本当の友達が誰なのかわかる
「いつもポストに『いいね!』を押してくれる、コメントもたくさん書き込んでくれる!」なんて人がFacebook上では“いい友人”かもしれませんが、それが現実の世界でも“いい友人”かどうかは別問題。Facebookをやめてしまえば、連絡先もわからない……なんて友人はたくさんいるはずです。実際に電話で話を聞いてくれたり、会う時間を作ってくれる人達こそ本当にあなたを気にかけてくれている友人。ボタン一つで「友達」になれてしまうバーチャルな関係よりも、もっと大切な関係に気が付くはず。
「いいね!」には何の意味もないことがわかる
筆者もFacebook利用者なので素直に告白しますが、「いいね!」ボタンを押すとき、心から「素敵!すごくいいね!」と思って押すことは半分もないと思います。残り半分は「読みました。」のサイン。“読んだからね~”という意味で義務的に「いいね!」ボタンを押すことの方が多いかもしれません。中には「もっと多くの「いいね!」を押してもらうためにネタ作りをする」なんて人もいるようですが、たくさん「いいね!」押されたからと言って本当に賞賛を得ているとは言えません。
自分に自信が持てる
ある調査によれば、Facebookを使用することで「自分自身に抱く感情を悪くする」ことが明らかになっています。最高に面白い! と思って投稿したポストに「いいね!」が全然つかなかった日には、なんだか自分を否定された気分になってしまいますよね。自分史上一番写りがいい! と張り切ってUPした自撮りの写メに誰からもコメントがつかなければ、前向きな気持ちにはなれません。自分の持ち物や経験を常に誰かに評価され続けるというのは、とてつもないストレス。Facebookで“他人の目”を必要以上に気にすることが無くなれば、あなたはもっと自分自身を高く評価できるようになるはずです。
自分の幸せにフォーカスできる
ドイツでFacebookユーザー600人を対象に行われた調査によれば、ユーザーの3人に1人は「Facebookにあげられた他人のポストを見た後に嫉妬や孤独感を感じ、落ち込んでしまう」傾向があることがわかったんだとか。海外旅行の楽しげな写真、高価なバッグ、新しい携帯、幸せなラブライフ……。Facebookは自分の持ち物や経験を見せびらかすには最高な場所だからこそ、見ている側は余計に「あの人は持っているけれど、自分は持っていないもの」にフォーカスしてしまうのかもしれません。Facebookはいわば“見て! 私はこんなに幸せ!”という幸せ自慢大会。そこから一歩引いて、今自分の持っているものに満足することが本当に満たされた生活を手に入れるためには必要かもしれません。
「Facebookは悪! 今すぐやめろ!」というつもりは全くありません(筆者も使ってますし……)! ただし、自分にとって本当にメリットを得られるような使い方をしているだろうか? と一度考えてみてくださいね。