~クラゲのドレスで世界が変わる!? ヲタ女子と女装イケメン男子の物語~ <『海月姫』(1~13巻)東村アキコ/講談社>

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さゆ

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2014.08.05.Tue

Googirl読者の皆様は、東村アキコさん作の超人気ネオ★ヲタ漫画『海月姫』(くらげひめ)をご存知ですか? 2014年12月から全国ロードショーも決定している、ファッション界を舞台にしたコメディです。
謎の腐女子集団と、女装をしたファッション大好き美少年が、ファッションブランドを立ち上げ、大暴れしながらも成長していく物語なのですが、おしゃれ女子はもちろん、おしゃれに興味のない筆者のような者も、ファッションの魅力に思わず惹きつけられてしまうストーリーです。
女性は誰でも「美しくなる」ことで自信をつけ、お姫様になることができる生き物なのかもしれません。
それでは少しだけ、ストーリーをご紹介したいと思います。

「尼~ず」参上! 「男子禁制乙女の園」で、クラゲのドレスを作りましょう!

この物語の主人公は「月海(つきみ)」という18歳のクラゲオタクの女の子で、「天水館」という昭和レトロな建物に住んでいます。
そこは男子禁制の館で「人生に男を必要としない」をモットーに掲げる、自らを「尼~ず」と名乗る腐女子たちが暮らしています。恐らく30代前後だと思われる彼女らは皆、三国志オタク・鉄道オタク・枯れ専……と個性豊かな面々で、親からの仕送りのみで暮らしている、ニートでもありました。

ですが彼女たちは、女装をしたファッション大好き美少年・政治家一家の次男坊「蔵之介」と出会い、変わり始めます。彼女たちが暮らしている「天水館」に取り壊しの危機が訪れ、蔵之助を筆頭に“クラゲ”をモチーフとしたブランド「Jellyfish」を立ち上げ、クラゲのドレスを売って儲けて億万長者になり、天水館を救う計画を立てたからです。
インド人や総理大臣、海外の有名ファッションブランドの社長まで巻き込み、クラゲオタクの月海は、デザイナーとして目覚め、走り始めます。
多くのブランドが立ち行かなくなるとても厳しいファッション業界内部の様子や、ハッとさせられるほどのファッションの魅力も描かれている、今とても熱い漫画です!!

服に無関心だった尼~ずのメンバーがオシャレ女子に変身するシーンにもご注目下さい。
可愛い服を着て、メイクをバシッと決めて、背筋を伸ばして、まだ見ぬ世界に飛び込む勇気を持ち、とにかく走り出してみれば人生は変わるのかも? オタク女子たちが、ファッション業界で奮闘する様子を見て、そんなことを思いました。新たな世界へ挑戦しようとする人の背中を押してくれる、とても素敵なコメディ漫画です! 映画公開前に、ぜひ読んでみて下さいね。

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さゆ

87年生まれのフリーライター。
本とワンコとカフェが大好きです。
いつでもアワアワしています。
ツイッター:@sayulog  写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子