新卒生でも会社辞めてオッケー!?　“新卒入社した会社をたった8日で辞めた話”

さてさて、4月も本場です。TwitterやFacebookでは「もう新卒のやつが辞めたよ！」「これだからゆとりは……！」なんていう話が飛び交っていますね。筆者も昨年、晴れて社会人デビューをしたものの、わずか8日で辞めてしまいました。こんなことを言うときっと「世の中なめてる！」「ゆとり乙！」とか言われるんでしょうけどね！
でも実際にグーグルで「新卒」とか「会社」と打ち込むと予測変換で「辞めたい」という言葉が出てきます。そこで今回は会社を辞めることについてお話してみようと思います。

筆者の経験した超絶ブラック企業

筆者の入社した会社は超ブラック企業でした。まず簡単なところから説明すると、朝の6時半から謎の講義が開催されます。この講義は「自由参加」といわれていますが、実際は参加しなければ降格し、6万円もお給料の低い部署へ異動となります。しかも講義内容は、「ムラムラしてるって言え！」「性欲こそが真理だ！」と諭される異様さ。
けれど、社会人デビューしたて、世の中のことを何も知らない筆者は「多少のセクハラならどんな会社にもあるかも……」と、健気に会社の理念を受け入れようとしていました。あー、恐ろしい……。もっとすごいこともあったのですが、それはのちほど。

洗脳企業はわりとあるらしい

この話を美容室でしたところ、「うちも最初の職場でそんなことありましたよ！」と美容師さんが話してくれました。そこのサロン（某全国チェーン店）では、研修期間に部屋を真っ暗にした空間へ押し込まれ、そのなかで「お母さん！」と叫ばなければならないそうです。なんでそんなことをするの!?　と思うかもしれませんが理由は……。

「美容師って自我が強い人が多いから、自我を捨てることを学べって言われたんですよ」

だそう。暗闇で母を求めているうちに、感極まって泣き出す人もいたとか。なんか気持ち悪い会社ですね。

会社辞めたあとはどうするの？

さて、会社を辞めたいと思っても辞められないのは「辞めたあと」のことを考えるからですよね。辞めるのは誰にだってできるくらいに簡単です。気になるのは辞めたあと。「新卒なんて社会スキルもないのに……」「これから先どうするの……」と迷うはずです。では実際に新卒入社した会社をすぐに辞めてしまった人の一例を。

入社した会社を即辞めした女性（どこにでもいる22歳）は、血迷って22歳にしてアイドルオーディションへ応募。公開オーディションのなかで自分の野望……「好きなことして食べたいよ！」という甘ったれの欲求を公に発言し始めます。しかし激戦の末、敗れてしまいました。アイドルになり損ねた彼女は社会復帰するにも後に引けず、片っ端から「私の話、ネタになりませんかね？」と出版社を回って断られる日々。そんななか応募したある賞のなかで、運よく見つけてもらい、出版にこぎつけました。会社を辞めて1年後の話です。

……というわけで、壮大な宣伝です！（すみません!）。筆者の処女作『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった8日で辞めた話』、発売中です！