「自分の可愛い写真がほしい…!」プロの写真家が教える「被写体モデル」のコツ

2014.04.04

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

ツイッターやフェイスブックで流される「被写体モデル募集中!」という文字に、思わず手を止めたことのある女子も多いのではないでしょうか? 「わたし、別に可愛くはないけど、そんな悪くもないと思うんだよね……」「モデルはハードル高いけど、被写体だったらやってみたいかも……」。自然な状態の自分を綺麗に撮ってほしい! と願うのは、女子なら誰でも持っている自然なことですよね。
そこで今回は、プロのカメラマン朝岡英輔さん(@eisukeasaoka)にお願いをして可愛く撮る&撮られるコツとテクニックについてお伺いしてきました。


…と、その前に朝岡さんはどうしてカメラマンを…?

朝岡さん(以下・朝):活動していたバンドが休止して、勤めてた会社もすごくヒマで、やることがなくなっちゃったんです。だから会社の昼休みの時間に、外でひたすら携帯のカメラで風景スナップ写真を撮り歩いていたんですよ。それで、午後に隙をみて毎日ブログにアップするようになったんです。

ということは、社会人をされたあとにカメラマンになったんですか?

朝:そうですね。会社を辞めようと思ったときに「こんなに毎日撮ってるんだし、遊びじゃなくて一度ちゃんと仕事としてやってみたい」と思って、撮影スタジオに入社しました。そこで働いているときに師匠に出会って、弟子入りして、3年前に独立しました。

ところで朝岡さんは頻繁に“被写体モデル”を募集していらっしゃいますが、どんなコンセプトやテーマが得意ですか?

朝:1対1の人物撮影です。女性も男性も両方撮りますが、あまり良く知らない人がいいです。それは何故かというと、写真には「謎」感と、それを「あばいていく」感の両方がほしくて。謎があばかれていくときに、そこから新鮮さとか「キラキラしたもの」が出てくる気がしています。それを撮りたいです。もちろん見慣れた人や物、場所でも感覚は同じです。あんまり「見えすぎていない」感じが好きですね。

でも、初対面だと撮られるのも緊張しちゃいますよね…。

朝:そんなに気負わなくても大丈夫ですよ。何か特別な事をしてもらう必要はないので、暇つぶしに来てやったぜ、くらいの気持ちでいてもらえたら(笑)。でもいつもよりちょっとだけおしゃれに気合いを入れてきてもらったら、いい記念写真になるんじゃないかと思います。

写真を撮るのにオススメな場所はありますか?

朝:シンプルな場所のほうが絵になりやすかったり、街中のごちゃっとした場所のほうが面白かったり、いろんなパターンがあると思います。僕の場合でいうと葉山や新木場の海とか、自分の家の近所や昔の職場周辺(ふつうの道)です。時間は朝か夕方の斜めの光がドラマチックで好きなんですけど、女の子を撮る場合は日陰や曇り空のフラットな光の方が陰影が無くなってきれいに写ると思います。

被写体モデルさんとは、会ってからどういう流れで撮影が始まるんですか?

朝:ふつうの会話と一緒です。「はじめまして、よろしくお願いします」からです。あらかじめお気に入りの場所や思い出の場所を聞いておいて、そこに出かけて撮影します。その方が気持ちもこもっていいと思うので。逆に全然知らないところで撮影するのもわくわくしていいですね。

写真慣れしていない女子へ、可愛く撮られるためのコツを教えてください!

朝:撮影に慣れていない人はあまり、表情をつくろうと頑張らなくていいと思いますよ。それよりはまず、カメラに慣れること。今ってどの携帯にもデジカメが付いてるし、気に入らない写真は全部消しちゃえるから。友達と撮り合ったり、自分を撮ってみたり、まずは軽い気持ちでカメラで遊んでみるところから始めるといいと思いますよ。

それでは、恋人に撮ってもらうときに可愛くしてもらうコツを…!

朝:カメラを向けられたときに、彼氏にみせてるいつもの表情を照れずに出してあげることですかね。僕がシャッターを切るのと彼氏がシャッターを切るのでは、最初からふたりの関係が違うので、僕はどうやっても同じ写真は撮れないです。彼氏はまっすぐに撮ってあげればいいと思いますよ。自撮りでツーショットをとる場合に近づくのは、彼氏も喜ぶと思います(笑)。


撮影:神藤剛

ありがとうございました! 朝岡さんは被写体モデルさんを募集しています。「性別・年齢・国籍など一切条件ありません!都内在住ですが、タイミングが合えば関東以外の方でもぜひお願いします!」ということなので、気になる子はこちら:[email protected]まで!
asaoka eisuke - Tumblr

第2弾では、とっておきのSNSアイコン写真術をご紹介していきます!

2014.04.04

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko