今更聞けないワインの疑問。赤ワインと白ワイン、ロゼワインの違いって?
冬って寒いので、夏みたいに「とりあえずビール」ではなくワインを飲む人が増える時期ですよね。
でも、赤ワインと白ワイン、ロゼワインっていまいち違いが分からないまま何となく飲んでいませんか?
赤ワインは、ポリフェノールが多そうで健康に良さそうだけど渋いから飲みにくいイメージが……、というのが多くの人が抱いているイメージかもしれませんね。
味と色の違いって、ぶどう品種の違いよりも実は作り方が大きく関係しているのです。
赤ワインと白ワイン
まず、赤ワインと白ワインの違い。これは、皮や種を一緒に使うか、つぶした果汁だけを使うかで変わります。赤ワイン用のぶどう、白ワイン用のぶどう、という区別はあるのですが赤ワイン用のぶどうを使っても皮を使わなければ白ワインのような色になります。
シャンパンなんかはまさにそう。「ピノノワール」という品種の名前って聞いたことがあるかもしれません。これは赤ワインに使われるぶどうですが、シャンパンでもよく使われる品種。しかし、シャンパンの色はどれもだいたい同じような色で赤いものはないですよね。これは、果皮を使わずに果汁で作っているからなのです。
巨峰なんかをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれませんが、皮は黒っぽい紫でも、皮を剥いてしまえば果肉の色は黒くないですよね。だから、巨峰でワインを作っても白ワインの製法で作れば透明に近いワインができあがるのです。
ロゼワイン
そして、ロゼワイン。これは、赤ワイン用のぶどうを使って、白ワインの作り方で作ると考えるのがわかりやすいです。
より長時間、果皮と種を果汁と一緒にしておくと果汁の色は濃くなりますし、醸造の際に赤ワインに近い作り方をすると色が濃いものができあがります。
醸造の期間を短めにして、白ワインに近い作り方をすると白ワインみたいな色と仕上がりになります。
なので、このロゼワインってどうなんだろう? 何に合わせたらいいのかな? と思ったら色を見て判断するのが正解。
ひとくちにロゼワインといっても、赤ワインに近いような色のものから色が限りなく白に近い、うっすらピンクのものまでさまざま。
ぶどうの皮や果皮から出てきたタンニンが渋みの成分となるのですが、これがまさにポリフェノール。白ワインは白ワインで殺菌効果など健康にいい効果が謳われていますので、好みのタイプのワインが見つかるとより楽しくなりますね!