mixiにしかない良さ3つ「FBで書けないことがmixiでは書ける」

mixiは11月8日に発表した4～9月期決算で、最終損益13億5200万円の損失と発表。驚きつつもやっぱり……と感じた人は、多いのではないしょうか。Facebookやtwitterに、押されに押されたmixi。一昔前はヘビーユーザーだったものの、現在は放置状態……という人が絶えません。
ではFBやtwitterで100%満足かといえば、100%とはいえないところも。引っ込み思案で元ヘビーユーザーの筆者としては、「mixiにしかない良さ」もあると思います。今回はmixiの良さに視点を当てて3つご紹介します。

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FBで書けることはmixiでも書けるけど、mixiで書けることをFBでは書けない

FBといえば「タイムライン」。タイムラインには各自投稿したものがズラリと並び、パッと見で全ての投稿を見ることができますよね。長く書かれた投稿も、「続き」を押せば即、簡単に見られます。
一方mixiでタイムラインに似た機能といえば「日記」。日記は、タイトルと最初の何行が表示されます。続きを見るには相手のページに飛ばなければいけなく、「足跡」も残ります。この、「ページに飛ぶ1クリック」と「足跡機能」は結構重いもの。
つまりmixiの方は、興味のない人は見ない可能性が高いのです。これがある種の書き手にとっては、意外と都合がいいもの。筆者のような引っ込み思案タイプは、「みんな見て！」より「興味のある人だけ見て！」と思います。mixiはSNSですが、一部「ブログ的要素」も含んでいるのですね。
mixi全盛期に筆者もmixiを使っていましたが、日記には心の内面を書く人も多かったです。日頃の思いや悩みなど、「まさに日記的」な内容が書けていました。では同じ内容をFBに書けるかというと……筆者は書けません。タイムラインには「リア充ぶりの投稿をしなければ」感が否めないのです。同じような引っ込み思案タイプは、FBの投稿数はmixi時より減っているでしょう。
サイトのページ自体も、mixiは個別の日記ページがあり、「長く書こう」と思える作りになっています。FBのタイムラインは簡易で、プレビュー確認もできませんし、「長く書いてみようかな」とは思いにくいです。

匿名＆閉鎖的こその温かみがある

mixiとFBの大きな違いといえば、匿名と実名。実名の方が安心、という声も多いですよね。ただ実名だと、会社関係の申請は正直面倒なところもあります。いくら公開限定できても、友達にいるだけで重く感じることも……。
一方で匿名の良さは、知り合いでも繋がらなくていい人は繋がらなくていいし、知らない人でも繋がりたい人と気軽に繋がれるところです。匿名ならば、会社の人から逃れることは可能。一方でコミュニティなどで気が合う人と繋がることに、実名より抵抗がありません。mixiはコミュニティもかなり盛り上がっていたので、「趣味の繋がりやすさ」はFBより上だったでしょう。
ただ、匿名だと殺伐とした空気になりやすいのがデメリット。ところがmixiは閉鎖的なおかげで殺伐としにくく、twitterよりも温かみがあります。友達の友達や趣味の合う人など、遠くない半径の中で交流がとれます。

足跡で繋がるチャンスがある

mixiにあってほかにないもの、それが足跡機能。一時悪用問題もありmixiでも廃止されましたが、また復活しました。
この足跡機能にお世話になった人は多いでしょう。足跡は「興味のサイン」。ある時は恋愛に、ある時は趣味の繋がりにと活用されました。友達申請や「イイネ！」、コメントだけでなく、「足跡で繋がるチャンス」があったのです。小さいようで大きなメリットです。

FBやtwitterへの流出を止めるのは、かなり難しいでしょう。ただ今mixiにできるたった1つのこと……mixi にはmixiの良さがあることの再確認を、今一度してもらいたいものです。