オスカー俳優2人が同性愛カップルを熱演! 映画「恋するリベラーチェ」


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先日、映画「恋するリベラーチェ」(11月1日公開)の試写会にお邪魔してきました。ご案内をいただいて、最初に目に飛び込んできたのは衝撃的なビジュアル! 王子様のようなキラキラでふわふわの衣装を身にまとった大柄の俳優2人が微笑んでいたからです。タイトルにある「恋」とのつながりが想像できず、逆に、どんな映画かとても興味がわきました。

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天才ピアノ・パフォーマーの恋

主人公のリベラーチェは実在の人物で、1950年代から80年代初めにアメリカで大活躍した天才ピアノ・パフォーマー。様々な曲を独自のアレンジで弾きこなす技と、豪華絢爛な衣装やセットで観客を魅了した大スターです。そんな彼には同性愛者という秘密がありました。偏見におびえながらも、ただひたすら愛し愛されることを求めたリベラーチェの恋と半生を描いたのが本作です。

豪華なキャストと華麗な衣装の数々

リベラーチェをマイケル・ダグラス、その恋人をマット・デイモンが演じます。監督のスティーヴン・ソダーバーグも含め、アカデミー賞受賞者3人の豪華なコラボレーションが実現しました。
キャスティングに負けず劣らずゴージャスなのが、きらびやかなセットや装飾。実際に彼が使っていた美術品やピアノを含め、宝石やクリスタル、毛皮などを惜しみなく使ってリアルに再現された「リベラーチェの世界」は圧巻です。


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最後に残る、切ない恋の後味

数十年前のラスベガスを舞台に繰り広げられる、大スターと青年の恋愛。身近な設定ではないはずなのに、現代のドキュメンタリーを観ているような、不思議なリアルさと緊張感がありました。
幕が下りて、最後に心に残ったのは、豪華絢爛な衣装でも刺激的な描写でもなく、誰かを愛することの切なさ。恋人に限らず、家族や観客、仕事仲間との関係を含めて、「愛することに正解はあるのか?」を考えさせられる映画でした。

この秋、王道のラブストーリーとは一味違った作品を観たいという方は、チェックしてみてくださいね。

「恋するリベラーチェ」
2013年11月1日(金)新宿ピカデリーほか全国にて公開
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:マイケル・ダグラス、マット・デイモン ほか
2013年/アメリカ/118分
配給・宣伝:東北新社
公式Facebookページ

2013.09.13

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Written by 吉戸 三貴(よしど みき)

コミュニケーションスタイリスト。パリ留学、美ら海水族館広報、PRプランナーなどを経て、表参道で起業。ブランドPRや女性の悩み相談など、様々なコミュニケーションの課題解決をサポートしている。得意分野は、コミュニケーション(恋愛・仕事)、働く女性、ライフスタイル、仕事術など。 著書 『心に残る人になる たった1つの工夫「ありがとう」の手書き習慣』