世界各国さまざま!誕生日に行われるちょっと風変わりな習慣のいろいろ

2013.05.20

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お誕生日はその人の成長を祝う大切な日、お誕生日会をひらいてもらうのは大人になってもやはり嬉しいものです。ケーキに年齢分のローソクをたてて、“ハッピーバースディ”の歌で盛り上がる、というのはお馴染みの習慣ですが、世界各国にはちょっと風変わりな習慣がいろいろあるようです。そんな珍しい習慣たちをまとめてみました。


“1歳のお誕生日に、髪の毛を剃ってしまう”インド

インドでは1歳のお誕生日に寺院にゆき、せっかく生えた子どもの髪の毛を剃ってしまう習慣があります。これは“Mundan”と呼ばれる儀式の一種で、前世と関わりのある負のエネルギーを取り除くために行われるそうです。

“鼻に油っぽいものをぬる”カナダ

カナダではお誕生日の人は鼻にバター、クリームなど油っぽいものを友だちや家族に塗られてしまうという不思議な習慣があります。なぜこんなことをするかというと、油でつるつるになってしまえば、どんな悪運や災いも滑ってその人にとりつくことが出来ず、つぎの1年も無事に過ごせるという考えからきているのだとか。

“耳たぶをひっぱる”ハンガリー

ハンガリーでは、お誕生日のプレゼントがすべて開かれた後、親しい人たちがよってたかって誕生日を迎えた本人の耳たぶを引っ張って、幸運を祈る習慣があるそうです。その後、“神様の恵みがありますように。耳たぶがかかとに届くほど長生きしますように”という意味の歌が歌われます。なにか日本の福耳にも通じるものがありますが、耳をひっぱられるのはなかなかつらそうです。

“21歳の誕生日に『鍵』を送る”南アフリカ

南アフリカでは、子どもが21歳の誕生日を迎えると、親が“鍵”をプレゼントします。この鍵は、輝かしい未来にむけて準備が整ったことを象徴するものと考えられているようです。ちなみにこの鍵はどんなものでできていてもよいそうで、親の経済力次第で金、銀、鉄といった金属製のものから、木製、あるいは紙製のものまで…。親の愛情はなにごとにも変え難いものだと思いますが、貧富の差がこれだけはっきり出てしまうとはシビアな世界です。

“スイカ割りならぬ、『ピニャータ』割り!?”メキシコ

子どもたちにとってエキサイティングな習慣があるのはメキシコ。ピニャータとは紙製のはりぼてで誕生日会にはよく動物の形をしたピニャータが用意されます。このなかには小さな玩具やお菓子など子どもたちの大好きなものが入っていて、これを主役の子が目隠しされた状態でバットで叩き割るという趣向なのです。ピニャータが割られると、まわりの子どもたちはこぞってあたりに散らばった玩具やお菓子を拾いにゆきます。いかにも陽気なメキシコらしい、楽しい習慣です。

なるほど世界各地には不思議な習慣があるもの、でもいずれにも共通するのはその人の健やかな成長と幸せを願う気持ちです。毎年のお誕生日、いくつになっても家族やお友だちと大事に過ごしてください。

参考記事:7 Interesting Birthday Rituals Around the World

2013.05.20

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。