世界にたったひとつだけのプレゼント!プロの作家と贈り物を手作り「Gift your time」
降りしきる雨の日曜日。原宿のイベントスペースで開催された『Gift your time TALK SHOW』に行ってきました。このイベントでは、司会は東京ピストルズ代表の草彅洋平さん、ゲストとしてランドスケーププロダクツ代表の中原慎一郎さん、Discover Japan編集長の高橋俊宏さん、タイムカンパニー代表の篠田哲郎さんが登場。豪華ゲストの登場に会場は大いに盛り上がりました。
今回のトークショウのテーマは『モノ作りがもっと身近になったら』。ゲストの方がそれぞれの視点でモノ作りについて熱く語ってくれましたよ。
高橋さん「今は日本モードな感じ。北欧スタイルも日本の良いものに着目しているし、北欧のデザイナーなどは、陶器や刀が好きな人が多いです。そろそろ僕の好きな日本を出してもいいかなと思っています。民芸がいいですよね。クーネル(暮らしを楽しむ人たち)は民芸から作家に注目するようになり、一点ものが欲しいという時代になってきています。暮らしをもっともっと楽しみたいのでしょうね」
中原さん「私の場合は、親が亡くなりそうなタイミングで鹿児島に帰省することが多くなり、工場の人とたくさんの面白い場所に行きました。もともと薩摩藩は殿様がいて、ディレクションされたものを作るのが得意なんです。そのため、作家さんの情報は自然と入ってきて、自分自身もロクロを買ったことで、手を動かしてモノを作るのが楽しいなと思うようになりました。実際に自分が作ってみるという行為はもっと身近なものになっていいと思います」
草彅さん「ネオ人間運動という動きがあります。イデーなどは高かったですよね。やはり金額が大きい気がします。安くてもいいものが、実はあるんだと、みんな気づいてきている。しかし、作家さんは、内向的だからモノ作りをしているって印象がある(笑)」
篠田さん「最近の作家さんはワークショップをやっていたりするので、人と接するのに慣れている人が多いですよ(笑)」
中原さん「弁護士をやりながら作家をしている人がアメリカではいます」
高橋さん「一点モノを手がけるのは面白い。モノ作りが変わっていくキッカケになります。着想はあったのですか?」
篠田さん「ウェディングで婚約指輪を金工の人にお願いして一緒に作ったカップルがいました。それで、美容院に行くような感覚でモノ作りができたら、と思ったんです」
高橋さん「本を作る立場なので、作家さんを紙面を通じてお伝えしていきたいと思います。伝統工芸を活性化させたいですね」
いかがでしたか?
一点モノを作家さんと一緒に作る時間はまさにスペシャルタイム!とても贅沢な経験だと思います。今は手作りをしなくても、お金さえ出せば何でも買える時代。しかし、どこか温かみに欠けると思うのは、著者だけでしょうか?
何でも買える時代だからこそ、あえて一点モノを手間をかけて作る…。そこに人生の豊かさがあると思います。大切な誰かのために愛情を込めた贈り物を作ってもいいでしょう。また、日ごろ頑張っている自分へのプレゼントとして最適ですよ!
プロの作家さんと1点モノを作ってみたい方は下記URLをチェックしてみてくださいね!
▽ 『Gift your time』