ヒロインは「美しすぎる暗殺者」 9月1日公開映画『コロンビアーナ』から目が離せない

ゾーイ・サルダナ。2009年公開作品『アバター』のナヴィ役でサターン賞主演女優賞を受賞し、世界中にその美貌と演技力、そして名前を知らしめた女優。そんな彼女の最新主演作品『コロンビアーナ』を一足先に観てきました。

舞台は1992年の南米・コロンビア。サルダナ演じる主人公のカトレアは子どもの頃、裏社会の組織によって目の前で両親を殺害される。首謀者の片腕マルコの隙を突いて逃走を図ったカトレアは、シカゴの有名な殺し屋である叔父エミリオの元へとたどり着く。そして両親を惨殺した者たちへの復讐を胸に誓い、エミリオの元で暗殺者になる訓練を受けるようになる。
大人になり、凄腕の殺し屋として暗躍しながらも、その思いはまったくブレない。23件もの困難な「仕事」をこなしながら、本命の復讐をするための手掛かりを日々追い続けていた。カトレアの殺しには特徴があった。殺人現場へ意図的にカトレアの花を残すのだ。それは復習相手をおびき寄せる策でもあった。しかしこのことをきっかけに、FBIやCIAなどの国組織からも彼女は目を付けられてしまう。
危険を感じたエミリオは、カトレアに絶縁を申し出る。その後、FBIが自宅に踏み込んできたり、マルコがシカゴに乗り込んできたりなど、事は次第に重大になっていく。そして新たな悲劇が起こる。カトレアは「第二の家族」を失ったのだった。これまで以上に燃え盛る復讐心を抱え、カトレアの向かう先は一体どこなのだろうか。復習は遂行できるのかーー。

主演のサルダナの美しさに同性ながら見とれてしまう。暗殺する姿にはムダな動きが一切ない。削ぎ落されて鍛えられた肉体で、しなやかに「仕事」を処理していく。本作のためにウェイトトレーニング、戦闘訓練に打ち込んだサルダナ。アクションシーンは98%自分でこなしたというから驚愕だ。

サルダナといえば『アバター』以前にも『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)、『ターミナル』(2004)、『スター・トレック』(2009)など数々の話題作に出演してきた。本作ではこれまでに観たことのない、彼女の新たな姿を観られること間違いなしだ。

彼女の恋人ダニー役を演じるマイケル・ヴァルタンにも注目したい。『25年目のキス』(1999)、『2番目に幸せなこと』(2000)、『ストーカー』(2002)などに出演してきたイケメン俳優だ。彼が本作で演じているのは夢見がちな画家。カトレアと付き合っているものの、正体を明かしてくれず、長時間一緒にいることのない彼女のことを、もっと深く知りたがっている。
彼がスマホで撮影し、うっかり外部へ見せてしまったカトレアの寝顔写真が、結果的にFBIからカトレアが追われる原因となってしまう。カトレアとは二度と会えない運命になってしまうのが結構切ない。しかしカトレアにとって、彼と会う時間だけが唯一心安らぐときだった。だから最後のシーンを観たときに、大きな喪失感が漠然と残ってしまうのだ。
制作・脚本を手がけたのは『ニキータ』『レオン』の鬼才リュック・ベンソン。かねてから続編を作りたいと切望していた彼は、『レオン』でナタリー・ポートマンが演じた少女マチルダを、本作で大人に成長させたのではと世の中に思わせた。監督は『トランスポーター3 アンリミテッド』のオリヴィエ・メガトン。この強烈タッグで作られた『コロンビアーナ』は期待大。この秋に見逃せない作品です。
『コロンビアーナ』
9月1日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
(c) 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS
配給:ショウゲート
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