渋谷から6分!学芸大学駅にオープンしたコワーキングスペースに行ってきた

コワーキング(Coworking)という言葉を聞いたことのある人はいるでしょうか。コワーキングとは、事務所、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら、それぞれが独立した仕事を行うワークスタイルのこと。昨年頃から渋谷を起点として、そういったコワーキングスペースが、都内各地に誕生している。


その人気が高まっていく中、若者に人気のお洒落スポット・東急東横線学芸大学駅にもコワーキングスペースが登場した。駅から徒歩3分という便利な立地にある「TREE7Coworking(ツリーセブンコワーキング )」を訪れてきた。

赤・青・黄……ポップな色合いで彩られた室内には、大きな丸テーブルが3つ並ぶ。内装に関しては、所在地である目黒区、すぐ隣の世田谷区を意識して、お洒落感を出すよう心がけたそう。色はバラバラのように見えるのに、不思議な統一感が漂っているのはそのせいかも。7種類ある椅子は様々な素材でできていて、どれに座ろうかと迷ってしまうほどだ。

窓際にはソファ席があり、すべて合わせると席数は全30席。フリー電源、フリーデスクなので、席は自由。ロッカーも24個用意されたり、郵便物も受け取れたり、会議室もあったりと、本当にオフィスになっちゃう!
「コミュニケーションボード」という名の自己紹介ボードも設置され、TREE7Coworkingを利用する人同士での交流も可能に。

全席フリーにしたのは、色々な特技を持っている利用者同士に、横のつながりを持ってもらうため。隣合って仕事をしていると、お互いに話しかけることから、何かしらきっかけが生まれる可能性はおおいにある。

利用者が選べるプランは、現在はフルタイムプラン19,800円(税別)/1ヶ月のみ。平日10~22時、土日10~20時は自由に使える。コーヒー、緑茶、お水は飲み放題となっているので、ドリンクを買う必要もない。貸しロッカーは別途3980円 (税別)/1ヶ月。

どんな人が実際に来ているのか。TREE7代表の保坂武志さんによると「学大にはフリーで働くクリエーターさんやデザイナーさんなどが多いです。ここへは学大が地元だという人や、東急線沿線に住む人が集っていますね。やはりフリーランスで自宅で働いているWeb系の方は多めです。その他は税理士さんや外人のエンジニアさんなどもいらっしゃいますね。またお勤めの方でも、平日夜間や週末の作業場としての利用もOKです」とのこと。

以前保坂さんたちは自宅で仕事をしていた。その後は人とつながりを持ちたいなと思い、六本木のワーキングスペースを借りていた。

「でもわざわざ通うのは続かないなと。地元だと通いやすいしコミュニティも生まれる。外のカフェなどで仕事をしているときも、同じことを感じていました。当時の僕らが欲しかった色々なものを、このTREE7Coworkingにすべて反映させたつもりです」(保坂さん)

都会の喧噪から少し離れた、落ち着いた住宅街の中にあるコワーキングスペース「TREE7Coworking」。70インチのタッチディスプレイ「BIG PAD」の大画面でゲームをしたり、月に1度持ち寄りパーティをしたりと、“オフ”の面でのコミュニケーションも充実だ。仲間が欲しい、新しい刺激を求めているという人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

【関連】
TREE7Coworking(ツリーセブンコワーキング )
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株式会社TREE7(運営会社)

ライター:池田園子

2012.07.26

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Written by 池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子