バランスの良い食事が痩せやすい体質を与えてくれる
これを食べれば痩せる、これを食べると太る。毎日同じ物を食べたりしてると身体に必要な栄養が取れなくなり、髪の毛や肌が荒れてしまったり、またひどい場合には内臓や脳にまで危険が及びます。一日の体重の変動に一喜一憂していると、実はこのようなバランスの悪い食事をするケースが多く、食べる物が毎日同じになってしまったり、実際太る原因となる食べ物を食べていないのに、「食べて太ったものは絶対に食べない!」と思い込んで偏りのある食事になってしまいます。
バランスの良い食事とは
身体にとって必要な栄養バランスには、ビタミンやミネラル以外にも、タンパク質や炭水化物、さらに油分も必要です。これらを毎日バランスよく摂取することで、身体の機能を正常にして健康的に日常生活を送れるようになります。
嫌われがちな炭水化物も、しっかりと摂取することで日常の活動エネルギーや脳への栄養、さらに排泄機能にも欠かせない存在となります。なるべく、毎食のように炭水化物とタンパク質はバランスよく取る必要がありますが、このコンビネーションを合わせて摂取することには理由があります。
食べ過ぎをなくす
野菜ばっかり、お米ばっかりなど偏りのある食事は食べ過ぎを引き起こします。いくら野菜がヘルシーだからと言って食べ過ぎると、お腹はたくさんの食物が入ってこないと満足できず、結局食べ過ぎることでしか満腹感を得ることができなくなります。炭水化物とタンパク質の組み合わせは食べ過ぎを抑制してくれます。パスタやパンなどを食べるときも、なるべくタンパク質を取り入れることで、食べ過ぎを抑えることができます。
エネルギーを代謝するためのコンビ
タンパク質は体の筋肉となり体内にとっては欠かせないものですが、その筋肉を働かせるためには炭水化物が必要です。炭水化物を摂取するとブドウ糖に変換され、一度グリコーゲンとして体内に溜ります。運動をするときにはこのグリコーゲンが使われるため、もしこのグリコーゲンが足りない場合は、すでにある筋肉がエネルギー源として削られてしまい、結果筋力の低下につながってしまいます。
炭水化物の摂取を控えていると代謝をよくするための筋肉も減らしてしまうことになるので、タンパク質と炭水化物は毎食しっかりと取り入れるように心がける必要があります。
空腹感が頻繁にある
食事をしたのにも関わらず、すぐに空腹感がやってくる人は、常に食事よりもおやつを食べる習慣がある人です。白砂糖で作られたクッキーやケーキ、チョコレートなどを毎日食べていると、すぐに空腹感が出てきやすく身体は飢餓感を覚えます。低血糖のような手の震えや、抑えられない渇望がある人は、ナチュラルな炭水化物を摂取していないからかもしれません。ナチュラルな炭水化物には食物繊維を含んでいるので満腹感を与え、タンパク質をさらに摂取することでお腹に溜まりやすく空腹感もそう頻繁に訪れません。
バランスよく食事を摂取することで余計な間食を減らせるようになり、結果、痩せやすい体質を作ることができます。